現在、日本を取り巻く情勢は中国の海洋進出により尖閣諸島などの主権が危険に晒されている中、海上自衛隊も新型護衛艦で対応しようとしています。その船を紹介したいと思います。
次期海上自衛隊の護衛艦について、中国の海洋進出、尖閣諸島を取り巻く情勢は年々緊迫度を増しています。
海上自衛隊の次期護衛艦は運用人数をやく90名にして対機雷戦、潜水艦、水上戦闘が可能な能力を持つ多用途護衛艦の建造に着手し、今年度は2隻が進水しました。
一番艦は最上川から名前を取り「もがみ」と命名され以降をもがみ型護衛艦とよびます。
建造予定数は22隻です。排水量は3900トンで、フリゲートのFマルチな任務からMの字をとりFFM型とも呼ばれます。武装は62口径127ミリ速射砲MK45一門、対空兵装は近接防御ロケットシステムSERAM1基、対艦ミサイル8発、対潜魚雷を6発、無人機雷掃海システムなどです。特徴的なのがRWS、リモートウェポンシステムで、遠隔からM2機関銃を射撃する事が出来る事です。
また戦闘を指揮するCIC、コンバットインフォメーションセンターは360度をモニターにしてリアルタイムで戦況を把握して最適な戦闘が出来るようにシステム化されています。
エンジンは、ターボファンエンジンを一基、ディーゼルエンジンを2基搭載して、高速での移動はターボファンエンジンを使用、低速域では、ディーゼルエンジンを使用して、低燃費をはかっています。最高速力は30ノット、時速55キロで航行します。艦の形状はステルス性を重視しアンテナ類や艦橋の窓などが専用設計されていて近代的な艦船に仕上がり、現在は浸水を終えてテスト航行をしています。
現在運用されているはやぶさ型ミサイル艇は今年度より退役が始まります。その後を担うのもこのもがみ型護衛艦です。海上自衛隊には4つの護衛隊群がありますが、そこには所属はしない予定だそうです。主な予定任務は沿岸警備、そして監視任務が予定されているそうです。ロシアや近年活動が多い中国に対しての警戒監視が主任務となるでしょう。日本の海の守りの為、早い就航とその勇姿を期待しています。
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