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市街戦の緊張を体感 映画「モスル~あるSWAT部隊の戦い~」

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2017年のイラクの都市モスル
IS(過激派イスラム国)とイラク政府軍がこの都市を巡り戦いを繰り広げていた。
その戦いの中で独自に動くイラクの警察部隊がありました。
その警察部隊を主役にした「モスル~あるSWAT部隊の戦い~」を紹介します。

目次

2017年イラク

2003年のイラク戦争でイラクはフセイン大統領の政権が倒れ、アメリカ主導による新政権が立てられたイラクでしたが、反米武装勢力がイラク国内で活動する治安が不安定な国になっていました。
2011年にアメリカのオバマ大統領がイラクからの米軍戦闘部隊の撤収を行った事である過激派がその勢力を伸ばします。
それがIS(イスラム国)です。

ISはイラクとシリアの国境地帯からイラク全土へと支配地域を広げて行きます。2014年にアメリカが軍事介入し、ISに押されていたイラク政府軍も反撃に転じ、2017年にはISが支配している都市モスルの奪還を行えるようになりました。

新人警官が激戦へ

本作はイラク政府軍が反撃をしている時期の話です。
主人公であるイラク人の新人警官カーワは攻防戦のただ中にあるモスルで容疑者であるIS戦闘員を相棒の警官、警官の叔父で逮捕していました。
しかし、ISに襲われ叔父は亡くなり、唯一の武器である拳銃の弾も尽きたところで助けが現れます。
彼らはイラク警察のSWAT部隊(特殊部隊と言う意味ではあるが、作中の姿を見ると警官で編成した戦闘部隊と見るべきかもしれない)でした。

このSWAT部隊の隊長であるシャーゼムはカーワがISによって叔父を殺害されたと知ると、カーワをSWAT部隊へ入れます。
シャーゼムの部下は皆がISによって親族を殺された警官達で、カーワは入隊できる条件が揃っていると言う事です。しかし、本人の意思を確認せず、強引にSWAT部隊へ入れられたカーワは理解が追い付かないまま戦う事になるのです。〇任務に突き進む
このSWAT部隊にはある任務があります。

任務を遂行する為にモスルの街をハンヴィーで走り回ります。しかし、その行動はイラクの当局から逃れるようであり、弾薬を補充する為にイランの特殊部隊から煙草との物々交換をしたり不自然なところがあります。
ISとの戦闘で隊員が失われても任務に向けてSWAT部隊は突き進む。
この任務とは何か?が本作の軸になります。

緊張感ある戦場

本作はモスルの市街地が舞台なので戦闘シーンは市街戦になります。
シャーゼム達が建物に入れば無人でもISの戦闘員がいつ出て来るか心配になる緊張感があります。戦闘シーンでも誤射をしたり、投げた手榴弾が瓦礫に跳ね返り味方を怪我させたり見ている側がハラハラする場面があります。
その中でも一番見ている方も緊張感があるのが、ドローンの襲撃シーンでしょう。

ローターのブーンと回り飛来する音の不気味さ、まさにドイツ軍のスツーカ急降下爆撃機のサイレン並みの恐怖を与える音だ。
シャーゼム達やカーワが滞空するドローンの音が響く中で空へ向けて銃を構える姿が何処からやって来るのか分からない恐ろしさを感じさせます。
戦場の緊張感はこうなのかと思える作品で、戦争映画が好きならお勧めです。

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