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第13戦車中隊のラストを飾る日本原駐屯地58周年記念行事

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2023年(令和5年)10月22日(日曜日)に、岡山県にある陸上自衛隊日本原駐屯地で58周年記念行事が開催されました。
駐屯する第13戦車中隊にとっては、最後の式典となりました。

目次

第13戦車中隊ラストステージ

岡山県の北部、奈義町にある陸上自衛隊日本原駐屯地
ここは第13旅団に所属する第13特科隊をはじめ、第13戦車中隊・第13高射特科中隊が駐屯しています。
日本原駐屯地は第13旅団の火力部隊がまとめて居る駐屯地です。
そんな日本原駐屯地はある部隊の最期を迎えようとしていました。それが第13戦車中隊です。

第13戦車中隊は来年、島根県出雲駐屯地の第13偵察隊と統合し、偵察戦闘大隊に改編されます。
この改編で第13戦車中隊の歴史は幕を閉じ、装備していた74式戦車は退役します。
同じく中部・東海・北陸の防衛警備を担う第10師団の第10戦車大隊も偵察戦闘大隊に改編されます。
来年春、2つの戦車部隊の改編を機会に、戦車部隊は中部方面隊から姿を消します。
第13戦車中隊は中部方面隊最後の戦車部隊になろうとしています。

この第13戦車中隊の隊員は、偵察戦闘大隊は16式機動戦闘車を装備し、隊員は出雲駐屯地へ移る予定になっています。
日本原駐屯地58周年記念行事は第13戦車中隊最後の式典参加となりました。

式典は聞き逃せないものが

式典は自衛隊のイラク派遣でヒゲの隊長で有名となった、参院議員で外務副大臣を務めた佐藤正久議員が登壇しました。
GPS砲弾の導入や、自衛隊の職場環境改善を国会で訴えて行くと述べていました。
来場した政治家の皆さんの祝辞が終わると、第3音楽隊による演奏が行われました。
「アメリカ野砲隊」や「上を向いて歩こう」・「東京ブギウギ」を演奏、曲が終わるたびに隊長が来場者へ向かって敬礼していたのが印象的でした。

訓練展示は火力強めで

記念行事を締めくくる訓練展示
今回は占拠する敵部隊である赤部隊を撃滅すると言う内容
偵察隊のオートバイや偵察警戒車による偵察の後で、74式戦車が特科の榴弾砲進出を支援する場面
特科が撃ち、敵部隊を制圧するのが主な流れとなっていました。
そのせいか、榴弾砲の射撃が長く見られ砲声と空砲の火炎と煙による迫力をしっかりと見られました。

また、飛来したヘリを特科の観測機の様に動く場面もあり、ラストは榴弾砲と戦車の砲撃で敵を倒し、歩兵である普通科隊員が敵陣へ進み制圧して終わりました。
まさに特科が主役だった訓練展示でした。
訓練展示が終わると、装備品展示や戦車の試乗が始まります。

装備品展示では、今だけ見られる第13戦車中隊所属の16式機動戦闘車が登場して来場者の注目を浴びていました。
また、施設科の装備である坑道掘削装置と呼ばれる大きなドリルが展示される珍しい展示もありました。
第13戦車中隊にとって、古巣での最後となる記念式典は砲撃の派手さと珍しい装備で寂しさの無い賑やかなものとなりました。

※画像はイメージです。

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