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宇宙人と接触しない理由について考える

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宇宙人の存在について、議論するのは無意味である。
「地球人」が存在する以上、他の星に人間と同じ方向性の知的な存在が発生する事は、確率論的に明らかである。
論ずるべきは、「何故接触しないか」だけである。
ここでは、宇宙人と地球人が接触しない理由について考察する。

目次

グレートフィルタで来てくれない宇宙人

宇宙人との接触については、「フェルミのパラドクス」に語られる、「グレートフィルタ仮説」がある。
すなわち、生物進化から恒星間航行の一連の流れには、突破困難な問題(グレートフィルタ)がある。
というものである。

実際のところ、地球生物は今まで5回大絶滅期を迎えている。
他の宇宙生物のほとんどがこれらの「フィルタ」で完全に絶滅しているとしたら、そのフィルタを突破出来た地球人類が宇宙で最も進んだ生物になる。
この場合、宇宙人はフォロワー側になるので、地球人が自力で宇宙人に会いに行くしかない。

一方、「宇宙には出られるが、地球に辿り着く事は出来ない」という、恒星間航行の技術へ辿り着くまでにグレートフィルタがある場合は、人類の未来にそれが立ちはだかる事になる。
幸運にもそのフィルタも突破出来たとしても、やはり地球人が最先端の宇宙人類になるだけだ。
やはり宇宙人は来てくれない。

フィルタは歪む

グレートフィルタ仮説は、一見もっともらしいのだが、Aという生物にとってのグレートフィルタが、Bにとってもフィルタになるとは限らない。
ゲッター線はハチュウ人類にはグレートフィルタだが、人類にとっては進化を促進した。これと同じだ。

確かに光より早いものはなく、絶対零度より低い温度はないだろうが、それも仮説に過ぎない。
科学技術が加速度的発展で延びていく以上、フィルタには必ずブレイクスルーはある。
従って、ここでは「地球に来られる程度の宇宙人はいる」という前提で考えよう。

その上で、「何故彼らは我々の前に姿を見せないか?」

宇宙人はワープする

結論から言えば、「姿は見せているが、視点が他の次元に向いている」というのが正しいだろう。

恒星間航行するためには、通常の移動方法では不可能である。
光の速さから考えると宇宙は広すぎる。
 必要になるのは、超3次元的移動、要するにワープである。
ワープ技術なくして、宇宙人は地球に到達出来ない。

非常に寿命が長い宇宙人なら、ワープ技術がなくても可能ではないか? と思うかも知れない。
そうでなくても『アイ・シティ』方式、または『メガゾーン23』方式、要するに『宇宙の孤児』方式、つまり自給自足を確立させた巨大な「世代宇宙船」で、世代交代しつつ旅する方法もある。

確かに、世代宇宙船で亜光速の恒星間航行をする場合、数十年程度の時間で近隣の恒星から移動可能である。
しかし、そういった常識的な距離の場合、地球から観測可能だ。
恒星は30光年以内で約400個しかない。この中で生命が発生して、人類と同じ時間に遭遇する可能性は限りなく低い。
それよりは、より高い技術を持った宇宙人が、遠い銀河からワープして来る方が現実的である。

ワープ方向の目

非常に進んだ技術を持った宇宙人が、ワープにより地球に到達する。
そこで、宇宙人は人類を発見する。
いや、しない。

宇宙人は、人類を上手く認識出来ない。

これが結論だ。

ワープにより、宇宙人は4次元方向の認識を持つに至っている。
3次元のルールで光速以上に移動出来ないなら、4次元方向に抜け道を見つけ、ショートカットするのが近道である。
平面の地図を折り曲げるような理屈だ。
だが、一度そちらに気付いてしまうと、3次元の空間に意味を感じなくなっていく。

これは、次元を1つ下げて考えると分かりやすい。
我々が2次元人だった時、3次元人の宇宙人がやって来たとしても、2次元との接触面しか見えない。
一方、3次元人としては、そこに2次元の紙のような空間に蠢くものが見えるけれど、それは宇宙人と同等の存在ではない。
このすれ違いから、人類は宇宙人と接触しても、気付く事は出来ず、宇宙人の方も人類に興味を持ちようがないのである。

すれ違い説への反論

この理屈は、
「宇宙人が元は3次元人だった筈なのに、3次元人の地球人を認識しないのか」
というツッコミの余地がある。

だが、考えてみて欲しい。

赤ん坊の時に愉しんでいた玩具を、大人になって目の前に置かれて、興味を持つだろうか。
今の学生がポケベルを見て、存在の意味を理解出来るだろうか。

宇宙人は4次元認識を持ってから、世代を重ねている。
その文明で初めて4次元認識した世代は過去の事だ。

4次元方向を使う事で、3次元的資源は無意味になり、エネルギーの在り方も変わる。4次元方向が時間であるなら、過去から使える物を持って来る事が出来てしまう。別のものだとしても、遥か遠くの資源にアクセスできる。
超ヤバい廃棄物を捨てる事も出来る。恒星にでも放り込めば良い。

戦争になったところで、3次元上の戦いに意味はない。
そんな事をしていくうち、宇宙人は3次元の時代から脱却して、4次元人としてのアイデンティティを持つ。
そんな彼らが、古い感覚で3次元の我々を認識出来るかと言えば無理だろう。
嫌気性プランクトンが、人間をどう認識しているかというレベルの遠さだ。

こうして、宇宙人は、今日も我々を無視し、地球人もまさかそれが宇宙人の3次元的影とは思わないものを見過ごしているのである。

※画像はイメージです。

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