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信長の黒い城~刺激的なアートワークにシンプルな判定システム

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ここ数年で数多くのTRPG作品がリリースされましたが、その中で最もアートワークで注目された作品はこの「信長の黒い城」でしょう。
ゲームマーケット2022年春にて、ゲームデザイナー・朱鷺田祐介が同人版を頒布。その後商業版の製作が発表され、8月に製作費を募るクラウドファンディングがKickstarterにて行われ、達成率300%に到達した注目の作品です。

目次

スウェーデンのダークファンタジーTRPGのサードパーティ・ライセンス作品

こちらは元々「MORK BORG(スウェーデン語読み:モルクボリ、英語読み:モークボーグ)」というスウェーデンのダークファンタジーのTRPGのサードパーティ・ライセンスに則り出版された作品です。

このライセンスに則って作品を製作すれば、誰でもシナリオ集や追加データ、はたまた同じ判定システムを用いつつ舞台やデータを変更したものをitch.ioやdrivethruRPG等のTRPG販売サイトで自由に売っていいという者です。海外のTRPG販売サイトには、このサードパーティ・ライセンスに則った作品がたくさん出ています。「信長の黒い城」以外にもKickstarterで制作資金を募集し、リリースに漕ぎ着けた作品が多数あります。

Mork borg自体、メタルミュージックのアルバムに影響を受けた凄まじいアートワークで構成されたルールブックですが、信長の黒い城もまた型破りのデザインと体裁をしています。まず、A5ハードカバーフルカラーという、日本のTRPGルールブックとしてはかなり珍しい形をしています。

特筆すべきは、一般的なルールブックは異なりほとんどの見開きごとに異なるレイアウトが施され、一見するとアートブック・・・というより、きらびやかな絵巻物ののようにさえ見えること。しかし、随所にTRPGを遊ぶのに必要な表やルール、データが掲載されており、これがTRPGのルールブックであることが窺えます。

舞台は闇の戦国時代

舞台は信長が本能寺の変で死ななかった戦国時代。
天正10年6月、織田信長は西へ進み九州までを制圧したのち、「是非もなし」の言葉とともに世界を炎に包みました。それと同時に、地獄の釜の蓋が開き、悪鬼羅刹たちが地上に這い出たのち、全てが焼き払われ世界は終焉を迎えます。

プレイヤーキャラクターはどういったわけか本能寺の変の3ヶ月前に舞い戻った、信長によって殺された復讐に燃える死者たちです。
彼らは本能寺の変で信長を倒し世界の終焉を防ぐため、時空を超えた旅に出ます。敵は妖怪・髑髏武者・その他様々な魑魅魍魎、そして…最後に立ちはだかるのは、魔王と化した織田信長です。

シンプルな判定方法

ルールブックは型破りなくらいド派手ですが、ゲームシステムはシンプルです。20面ダイスを1つ振り、キャラクターの能力値(プラスもマイナスもあります)を足して12以上になれば成功です。

しかし、このゲームはプレイヤーキャラクターのHPも、与えられるダメージも大体1桁です。敵の攻撃が少しでも集中したら、あっという間に死んでしまいます。死んでしまったら、蘇る手段はありません。新たな復讐の死人(プレイヤーキャラクター)作って、セッションに参加します。

この闇の戦国時代にとって、命はとても軽いものなのです。まして、あの世から蘇った命など、尚更です。

まずはルールブックを見てみよう

「信長の黒い城」のルールブックはAmazonホビーショップイエローサブマリンなど、TRPGを取り扱っているホビーショップを中心に取り扱われています。
ルールブックを見ているだけでも楽しい本作。ぜひ実物を手に取ってみてください。

コノス
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(C) 朱鷺田祐介

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