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不食陰謀説

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世界は広いもので、「不食」を標榜する人がいるようだ。
その名の通り、食べないで生きていけるという事を喧伝する人である。

もっとも、こういう例は、そこまで珍しくない。
インドの苦行者辺りにはしばしば見られ、中国の仙人も喰わない事で有名である。
イエスが、パン5つと魚2匹で5000人を満腹にさせたというのも、類型としては近い。
案外「不食」は、スナック感覚で発生し得る事象なのだろうか?

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羊頭狗肉

さて、普通に人は食べないと死ぬ以上、不食にはカラクリがある。

不食について検索すると、真っ先に俳優の榎木孝明氏が「30日の不食を成した」との話が出てくる。
人間の恐ろしいところだが、一定数の人は、タイトルに何かが書かれていると、それが事実だと信じてしまう。

せめて、記事を斜め読みぐらいはして欲しいところだ。
E氏の行った「不食」とやらは、医師の管理のもと、飴や砂糖でカロリーを補いつつ行われたものであり、体重は80kgから71kgに減ったという。

・・・・・・食べてるし、飢えてるじゃん。

「不食」が成立しているという所以は、「膝や腰の痛みの改善」「身体が軽くなった」「集中力が増した」など、良い結果がもたらされた事にあるようだ。
既にお気づきと思うが、これらは体重が減れば当然起きる事と、検証不能な主観である。

飽食の時代と言われて久しいが、人間、案外喰わないでも死なないように出来ている。
食べずにいる時何が起きてるかと言えば、自分を喰っているだけだ。食べ物が必要ない訳ではない。
そして、喰われる肉体の箇所によっては、不可逆のダメージになる場合もある。
男性で1日2000kcal前後という必要エネルギー量は、意味があって設定されているのだ。
「喰うという先入観からの脱却」といった言説もあるようだが、既に何億という餓死者が通った道だ。

結局この話は、言葉のインパクトのために「不食」というワードを使っている、誇大広告に類するものである、というのが結論である。

不食によって得られるもの

さて、タイトルしか見ない人が、「不食」の話を信じて、「私もやろう」と思ったとして、仕掛け人はどうやって利益を取れるだろう。
話題性?いいね数?
それだけで腹は膨れない。

これを喰えば、この薬を打てば「不食」が実行出来る、というのは何とも本末転倒感が漂う。
「喰わない」というのは、消費行動を抑制する考え方に近い。
だとして、もっと別の儲け方があるのだろうか。

食に執着を持たない人間は何をするか。
三大欲求と言えば、食、排泄(性)、睡眠である。
食への執着が減れば、排泄は自然に減って行く。性欲も衰えるだろう。活動性が丸ごと減っていく。
だとしたら、反比例して睡眠の比率が大きくなっていくのではないか。
欲求は睡眠に収斂する。
この時、不食イストは考える。
「この布団、寝心地悪くね?」

人生に大事なもの

なんてことだ。
これは、西○布団の陰謀ではないか。フランスベ○ドかも知れない。

否、速断は禁物だ。
だが方向性は間違っていない筈だ。何かが起こる時、それによって利益を得るものについて考えるのは鉄則だ。
この考え方に従えば、真の黒幕に辿り着ける日も来るだろう

仕事中は良くないので、寝床で考えると良い。
寝具は人生の1/3近くの時間利用する。費用をかける価値は大きい。買うのを躊躇しているなら、買ってみるのも良い。適した寝具は、QOLを上げる最短の道と言えるだろう。費用が足りないとしても、借金の利率と快適な睡眠、どちらが重要かは言うまでもない。
安眠によって得られた活力による経済効果は、必ずや投資に見合ったリターンをもたらすだろう。勿論、予備も必要だ。湿った布団で眠るべきではない。置き場所がないというのは些細な理由だ。新品の布団の快感は、新品の布団でしか得られないのだ。

買おう、買おう、今日も買おう、人生は睡眠だ。
いあ、いあ、睡眠こそが人生!
刻めヒュプノスの名を。

※画像はイメージです。

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