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小さなおっさんは存在する!?

小さなおっさんといえば、比較的新しい都市伝説のひとつである。
小人の類いの存在で全長はおおよそ8センチから20センチ、
しかしまれに30センチメートル級のおっさんも目撃情報としてあり、その大きさはまちまちだが、顔は概ね「おっさん」だということは共通している。

目次

小さなおじさんとは?

都市伝説といえば、その対象と遭遇するとよくないことが起こったりすると言われているものが多い中、小さなおっさんに出会えば小さな幸せが訪れるとのこと。
残念ながらこの都市伝説を調べた人はもうご存知だとは思うが、目撃された時間の多くが夜間や就寝中という事から、疲れによる幻覚かレビー小体型認知症という病からくるものと結論付けられてしまっていている。
故に最近では小さなおっさんについて話題になる事自体、少なくなってしまった。

しかし、私が目撃したのは紛れもなく小さなおっさんであるし、その時は疲れてもいなかった。
これは断言できる。
それを踏まえて私の目撃した小さなおっさんの話を聞いていただきたい。

私の体験した小さなおっさん

私が小さなおっさんを目撃したのは今から10年ほど前、その日は前日から記録的な雪が降っていて、朝家を出ると目の前は銀世界。普段なら職場まで車で10分少々の所だが、この日は危ないと判断し電車で出勤した。

遅延があるといけないので、早めに家を出たが電車はいたって通常運行。
そのため職場には一番乗りで着いてしまい就業時間にはまだ早かったので、のんびり朝食でも摂ろうと私は途中、コンビニで買ったフリーズドライの味噌汁片手に給湯室へ向かった。

「雪凄いなぁ」
私はお湯が沸くまでの間、窓の外の景色を眺めながら待っていた。
当時の職場は8階建てビルの5階にあり景色はそれなりによく、隣接するアパートも少し見下ろせばその屋上が見えるといった所。
前夜はかなりの降雪だったので屋上はさぞかし真っ白な光景になっているだろう、なんてことを考えながら視線をそちらへ向けた。

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いつもは施錠されて、誰も立ち入れないその場所で何かが動いたのだ。
最初は鳩の類いかと思った。
しかし、それはよくよく見れば人のようなモノで、子どもよりどう見ても小さい大きさ。

そのフォルム、その顔・・・瞬間、私の中である都市伝説が浮上した。
そう、小さなおっさんだ。

「嘘でしょ?」

思わずそんな言葉が溢れた。
しかし私の声は締め切られた窓越しから、おっさんに届く筈もなく。驚いている私をよそにおっさんは雪化粧された屋上を右へ左へ・・・まるで雪を楽しむ子どものようだった。

「どしたの?」
「え?あ、ちょっと!!来て!!」

不意に声を掛けられ、振り返ると仲の良い同僚が立っていたので私は彼女を手招いた。
おっさんの存在を共有したいからだ。
しかし、同僚が窓から屋上を見やると既にその姿はなく、しかし何かがつけた足跡とおぼしき痕跡だけが残されていた。

ちいさいおっさんだったのか?

雪の上の足跡は確かに残っていたが、人の足跡といえば、そのような違うような。
それを見た同僚も、なにかの動物のモノじゃないかと半信半疑だった。

今では転職を機に引っ越しをし、確かめる術はなくなってしまったが、あの日雪を楽しむ小さなおっさんの姿を私は今も忘れられないでいる。
私に幸福が起きたかと言えば、以前よりも給料や待遇や良い職場に転職したぐらいで、小さなおっさんを見たからなのだろうか?

※画像はイメージです。

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