私が10歳の頃、お祖母ちゃんから聞いた戦争のお話をします。
お祖母ちゃんのお兄さんは元特攻隊員として戦死した人物で、家には飾ってあるお兄さんの写真は男前です。
写真の男性は
私は毎年、お盆とお正月にお祖母ちゃんが住む家へ遊びに行きます。
家は大きく古い一軒家で、昔ながらの雰囲気が体感出来る家です。
子供の頃、部屋の壁に飾っている男性の写真を見て「男前だな」と、思ったものです。
ある日、お祖母ちゃんに写真の男性は誰なのかと聞いてみると話してくれました。
「あの人は、私のお兄さんで戦争で亡くなったのよ」
「22歳だったので、私も悲しかったよ」
と、写真の人物はお祖母ちゃんのお兄さんでした。
お兄さんはパイロット
そして、大変だった戦争当時の話をしてくれました。
お祖母ちゃんが言うには、お兄さんは昭和19年頃空軍に所属していて、ゼロ戦に乗っていました。
ゼロ戦に乗るのは、15歳から22歳ぐらいが多く若者が中心で、ゼロ戦の操縦は意外と簡単だったらしく、1ヵ月ぐらいの訓練で操作できるようです。
お兄さんの話によると、飛ぶ以外に余計な部分がない飛行機だからだと。
それを聞いているお祖母ちゃんは、
笑いながら「ゲームセンターにある感じよ」と、言っていました。
飛ぶ以外の余計な部分がないゼロ戦は、敵の戦闘機に攻撃されると飛行機が壊れるよりも先に人が死んでしまうので、お兄さんは敵の弾が当たっても大丈夫なようにお腹に鉄板を巻いていたとも話してくれたのを覚えています。
そしてお兄さんは
ゼロ戦と共に南方に行ってしまい行方が解らなくなってしまいますが、戦争が終わった後、家に兄が死亡した事を伝える紙が届いたそうです。
それには勇敢に戦い、最後には特攻隊員として命を落としたと記されていて、お祖母ちゃんは亡くなった兄を今でも「誇り」と言っていました。
※画像はイメージです。
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