知られざる静岡の伝説!丸火自然公園にある、大渕小僧の祠とは?

富士市の北部、富士山のふもとの丸火自然公園は自然豊かな公園で、少年自然の家やキャンプ場が併設され、市民のお馴染みのアウトドアスポット。
その森の奥には、地元で有名な「大渕小僧」を祭る祠がある・・・「大渕小僧」とはなんなのか?紹介してきます。

大渕小僧とは?

まずは「大渕小僧」についてお話させて頂きます。

昔々、富士山の麓に農村があり、そこに両親と生き別れ祖母と2人で暮らす少年がいました。
その少年は周囲から「親なし」といじめられ続け、次第に少年は心を荒ませていきます。

少年は、村の畑を荒らし、子供に石を投げつけケガをさせたり、小さな子供に悪戯をしたり、他人をだまして利益をえる等など、悪行の限りを尽くし、いつしか「大渕小僧」と呼ばれ、忌み嫌われるようになりました。

村人は大渕小僧の祖母へ悪行をやめるように注意するのですが、全く聞く耳を持たずで、村人の言葉を無視し続けるのです。
大渕小僧の悪行に耐えることのできなくなった村人はついに、大渕小僧を殺してしまおうと団結し、村人複数名で大渕小僧を殴り殺しました。

ちなみにですが、明確な伝承ではないが大渕小僧に対する怨嗟が強いがため、道具を使わず自らの拳で殴り殺したとの話しもあり、それほど村人たちに恨まれていたのでしょう。

そして、大渕小僧が亡くなる間際、祖母が「粟の粒ほど祟ってやれ」と言ったのが切っ掛けなのでしょうか?
村では異変が起こりはじめ、大渕小僧を殺した村人から順に原因不明の流行り病で死に始め、それは村全体に広まっていきます。

村人達は「これは大渕小僧の祟りが原因だ」とわかり、大渕小僧を地霊とした祠を作り祀りました。
すると村人の流行り病は次第に治り、村に安息がもどった・・・という話です。

「大渕小僧」の祠へ

丸火自然公園の位置からすると東端のあたり、南富士カントリー入り口に続く道路に面した雑木林の奥に祠はあります。
入口近辺に「地尊 大渕小僧」と書かれた石碑があるので、ちかくまで行けばすぐにわかるでしょう。
そこから石段を登っていくと「大渕小僧」の像が保管されている祠があるのですが、これは祠でしかありません。

祠の横の縄が結ばれている全長100㎝程度の大きな石、一説では、それが大渕小僧の墓であり、その石の下に大渕小僧の亡骸が埋まっていると言われています。

「大渕小僧」の祠で起きる怪異

「大渕小僧」の祠は心霊スポットとしても有名でもあり、その影響かは解りませんが、周辺は自殺スポットでもあります。
霊感のある人が、祠になにかを感じるぐらい、強力な場所でもあって、今でも様々な怪奇現象が起きます。

周囲のから聞こえる話し声

夜、祠の周囲へ足を踏み入れると、人がいないのに、周囲の様々な方向からひそひそと話し声が聞こえるそうです。

祠へ続く階段での神隠し

祠へ向かう階段を集団で登っていくと、その中の一人が一時的にいなくなることがあるそうです。
長くても翌朝には戻ってきますが、消えた人物はその間の記憶がないという共通点があります。

大渕小僧の墓を荒らそうとすると

面白半分で大渕小僧の墓を掘り起こそうとした人が何人か過去にいたそうです。
土を掘っている途中で皮膚が痒くなり、次第に赤く腫れ出血し、次に息ができなくなり翌日には死に至る。

※写真はイメージです。

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