弟切草(おとぎりそう)は50㎝前後の高さで、夏に黄色い花を咲かせるかわいらしい植物です。
名前が弟を切るなんて、なんだかとても恐ろしい感じがします。
昔あったある出来事により名がつけられたのですが、それは一体何だったのでしょう?
この弟切草についてを紹介していきます。
弟切草にまつわる出来事とは
昔、怪我をした鷹を治療することができる鷹匠がいました。
皆がその治療法を聞きたがったのですが、その鷹匠は秘密にして決して伝えようとしませんでした。
しかし、鷹匠が「兄は、この植物を使って鷹の治療をしている」と教えてしまい、そのことを知った鷹匠は怒り狂い、弟を斬ってしまいます。
弟が斬られた時に飛び散った血の跡が黒い点となり、この植物は弟切草と呼ばれるようになったといういわれがあるのですが、他にも一人の女性を争って弟を殺してしまったというパターンもあり、信憑性はあまり無いと思われます。
花言葉は恐怖ワードのオンパレード
しかしながら、いくつかある弟切草の花言葉は、「怨念」、「秘密」、「迷信」、「敵意」といった、どれもとても恐ろしいものばかり。
信憑性はともかくとして、怒りとともに血が飛び交う伝説にちなんだような、恐ろしい花言葉達ではないでしょうか。
弟切草の強力すぎるパワー
欧米では魔力がある植物として悪魔祓い等に利用されていたくらいなので、この弟切草にはかなりのパワーがあるようです。
鷹匠の伝説にあるように、弟切草には実際に、様々な症状に対する効能があり、昔から止血に利用されてきている他、神経痛や通風、婦人病等に対しても効能があるのです。
最後に
見た目はかわいい植物である弟切草ですが恐ろしい伝説があり、それを裏付けるような薬草の効果と花言葉をもった植物なのです。
黒い点が、斬られた弟の血の跡だといわれても、信じてしまいそうで恐怖感が増します。
※画像はイメージです。
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