2009年10月3日、アフガニスタンにあるアメリカ陸軍の前哨基地キーティング
ここで起きた12時間の激戦を描いた映画「アウトポスト」について紹介します。
前哨基地キーティング
ストーリーはスコット・イーストウッドが演じるロメシャ二等軍曹ら兵士達がヘリで前哨基地キーティングに夜間到着する場面から始まります。
ロメシャは戦友との再会を喜びますが、朝になり基地の周りを見て愕然とします。
なんと谷の底に基地があるのです。基地の周辺は壁のようにそびえ立つ山に挟まれています。これでは上から基地が丸見えで、敵が優位に攻撃できるからです。
攻撃が続く日々と替わる上官
敵であるタリバンはキーティング基地に銃撃をする攻撃をして来ます。
その攻撃は迫撃砲の砲撃で撃退する事ができました。
しかし攻撃と並んでキーティング基地の兵士達を悩ませたのは基地の指揮官が度々替わる事だと言えます。
事故死した指揮官に替わり、はりきり型の指揮官が来てパトロールの任務が増やされます。しかしその指揮官は部下と共にパトロールに出た時に戦死してしまいます。
次に来た指揮官は指揮所から出ず、トイレはボトルに入れて済ませ極力外に出ない規則の順守にこだわる性格でした。
まさに上官は選べない兵士達の苦悩も描かれています。
戦闘の合間で男子校のごとく下品な言葉が交わされる日々が前半から中盤に描かれます。
絶望的な激戦
迎える2009年10月3日
タリバンが大軍でキーティング基地を攻撃します。
タリバンはまず、一番の脅威である迫撃砲の陣地に銃撃を浴びせ続けて撃たせないようにします。キーティングの兵士達は機関銃で応戦しますが、機関銃に銃撃が当たり壊れてしまうか弾切れになってしまいます。
山の上から撃たれる不利な状況でキーティングの米軍兵士は次々と倒れる窮地に追い込まれます。
それでもロメシャは反撃をしようと動くのです。
実話と言うリアリティ
本作はキーティングで起きた実話を映画化した作品です。
ストーリーで盛り上げる作品と言うより事実を描いた作品と言えます。
とはいえ基地での兵士達の日常や銃弾が乱れ飛ぶ緊迫感ある激戦の場面のどれもがミリオタの視点では見応えがあると思います。むしろミリオタだからこそ楽しめる軍隊が舞台の作品と言えます。
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