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警察の対テロ部隊 銃器対策部隊

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銃器を使った犯罪に対応する部隊として銃器対策部隊があります。
近年のテロの危険性が高まる中で銃器対策部隊は対テロ部隊に変わりつつあります。
銃器対策部隊がどんな部隊なのか紹介します。

目次

銃器対策部隊とは?

1996年にこれまで狙撃銃を専門に扱う「特殊銃隊」が「銃器対策部隊」として改めて編成されました。
銃器対策部隊は文字通り銃を使った犯罪に対処する部隊です。

元祖と言える「特殊銃隊」は1968年に起きた「金嬉老事件」で犯人が猟銃とダイナマイトで武装した為に警官がなかなか近寄れず逮捕まで5日を要した為に編成された。

銃器対策部隊もそうした立てこもり犯など個人の犯罪者が想定されていたと思われます。
そんな銃器対策部隊は機動隊に所属し警視庁や道府県警察本部の警備部に属しています。

■ 警視庁機動隊の緊急時初動対応部隊(ERT)。2017年機動隊観閲式撮影。
k_shirai_95 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

対テロ部隊として

2001年の911事件は日本もテロとの戦いを意識せざる得ない状況に置かれます。
総理官邸を警備する官邸警備隊が2002年に編成されました。

銃器対策部隊もテロ対策に関わります。
2002年に銃器対策部隊はMP-5短機関銃を装備していると公表されます。

ドイツの特殊部隊GSGー9がエンデベ空港でのハイジャック機突入作戦で使用した実戦での証明があり多くの国の警察も採用している短機関銃です。

2015年にはパリでのテロ事件から銃器対策部隊の隊員から選抜したERT(緊急時初動対応部隊)が編成されました。
銃器対策部隊はテロ事件に初動で出動する緊急展開部隊になったのです。

全国にある銃器対策部隊

特殊部隊のSATと同じ格好と装備ですがSATが7つの都道府県警察本部にしか無いのに対して銃器対策部隊は全国の警察本部に居ます。

そんな銃器対策部隊で異色なのは福井県警の原子力関連施設警戒隊です。
この部隊は日本で唯一の原発の警備を行う専門部隊です。

これも銃器対策部隊から隊員を選抜して編成された部隊で原発銀座と呼ばれる福井県ならではの部隊です。

■ 特型遊撃車を駐車し、MP5を携行して警戒する隊員
National Police Agency [CC BY 4.0], via Wikimedia Commons

重要性が高まる銃器対策部隊

2020年に東京オリンピックを控える日本

過去にイスラエルの選手団がテロリストの標的になってしまったミュンヘンオリンピックの事件もありオリンピックはテロとは無縁ではありません。

会場警備からERTでの即応態勢と銃器対策部隊の役目は重要になるでしょう。
特殊部隊のSATやSITよりも今後の重要性が高まる部隊と言えるでしょう。

【平成30年 愛知県警察視閲式】銃器対策部隊 訓練展示 – youtube

 

 

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