現在のエアガンは、改造エアソフトガンを使用した事件が多発した為、2006年より1J以内と新たな威力規制が設定されます。怪我を防ぐ事や犯罪に使われない事を考えれば良い事ですが、これによりサバイバルゲームにおける銃種による性能差がほとんどなくなり、ゲームでのバリエーションが少なくなったと思います。
今回はこの事について、暗黒時代のサバゲを経験したオッサンサバゲーマーが語らせてもらいます。
パワー無制限のエアガン
私がサバイバルゲームにのめり込み始めた頃、今の様なエアガンのパワー規制はありませんでした。
外部タンクを使うガスガンはタンク圧をそのままかける事も出来たし、エアコッキングに至ってはノーマル比何百パーセントアップのスプリングの投入、それに伴う高重量BB弾や6mmベアリングの存在で、今では想像出来ないようなパワーのエアガンが多く存在していました。

image source:零五型 様
私も初めてガスフルオートとエアタンクを手に入れた時には、マックスパワーでどんなモノかと試し撃ちをしました。正直に言うと魅惑的でした。しかし一方でサバイバルゲームでこれに撃たれたら堪らんとも思いました。
幸いにも私がいたチームは極悪パワーを許さないチームでしたので外部圧力は5kgまで、エアコッキングについてはパワー制限は無いものの、目測ではありますが概ね30m以内での射撃を禁じていましたが、まぁ、これでも今の基準ではアウトになるものです。
銃種の豊かさでゲームバリエーションが増える
当時はまだポップアップがなくパワー・イコール・飛距離といった感じでした。また今の様に多弾数マガジンは存在してなく、実銃までとは言わなくともそれに近い装弾数で、ノーマルマガジンで最大40発とか60発くらいで、アサヒファイヤーアームズからM60が発売され、装弾数600発というとんでもない装弾数に「反則」と思ったものです。

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エアコッキングは装弾数や連射速度の不利さはともかく、ガスガンの射程外からの攻撃する事ができるので、ワンショット・ワンキルを狙えるなどの勝負も面白かった記憶があります。
最後にまとめると
誤解をしてもらいたくないのですが、私は昔のパワー無制限には反対ですが、今の一律「1ジュール」と定めてしまうことに諸手を挙げて賛成というわけでもありません。

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フルオートは連射が可能ですが射的距離と集弾性が劣る、セミオートは装弾数と連射得度が劣るけれども、相手のレンジ外からの攻撃が可能と、エアガンの特性に一長一短があるからこそ、そこにゲームの勝負が生まれるのじゃないかと思うのでした。
この記事を読んでくれてる方の中にパワーを上げる事なく、その様なゲーム展開が出来る様なエアガンの開発をしてくれる人が出てきてくれる事を望みます。
画像協力: 零五型 様 SpecialThanks!
※画像はイメージでライター様本人ではありません。
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