安全保護具と自己責任について

サバゲを考える

サバゲーマーにとって保護具は永遠のテーマ

最近のSNSに関わらず、サバゲーにおける安全保護具の話題は昔から何度も取り沙汰されてきました。
何度話しても明確な回答が出ないのは、サバイバルゲームという遊びに統一された基準が無いことや、厳密に定められた法令が存在していないから。というのが大きな原因かと思います。

どこまでが「安全」でどこからが「危険」な安全保護具なのか

SNSなどの書き込みを見ていると、いかに個人各々によって「安全」の定義が曖昧かがよくわかります。
その定義が価値観になり、その価値観を他人に押し付けることにより摩擦が生じ、たびたび炎上案件になります。

より安全な環境でサバゲーを遊びたいのであれば、眼鏡保護具だけではなく、

  • フェイスマスク
  • ヘルメット
  • グローブ
  • エルボーパッド
  • ニーパッド
  • プレートキャリア

これらを追加していけばいくほど、理論的にはより保護する範囲が広くなり、安全な装備と言えます。

自分の体のどこまでを保護したいか?という一人ひとりの考え方によって、採用する保護具の内容が変わってくるということです。

「フェイスガードは必要だけどエルボーパッドはなくても危険じゃないだろ」
という価値観は、ごく個人的な物差しでの判断かつ自己責任ということに気が付くべきでしょう。

ゴーグル禁止のフィールドがあったとしても違法ではないという現実

忘れてしまいがちですが、前述したようにサバゲーにおいて、保護具の着用が法令で定められているわけではありません。

モラルを敢えて引っこ抜いた話をしますが、
例えば「うちはゴーグル無しでゲームできます!」と謳うフィールドがあったとしても、法律的には問題ないわけです。

まあ、それでお客さんがお金出して遊びに来るかどうかは全く別のお話になりますが(笑)

  • シューティンググラスNG、ゴーグル必須
  • フェイスガード必須、メッシュゴーグルNG
  • 関節プロテクター必須、ヘルメット推奨

等といったフィールド事のレギュレーションは、その施設のモラルと集客性に基づいて設定しているというだけです。

フィールドレギュレーションに沿わない事を他者に強要する客は営業妨害の可能性がある

「絶対この保護具は必要!常識!」などと自分の価値観を他者に強要し、変な正義感で異なる価値観の人を卑下したりすることはフィールドにとっては損害に他なりません。
サバゲーにおいては、フィールド側の設定したレギュレーションが最優先。それに従えないプレイヤーはそのフィールドに行くべきではありません。

サバゲーでの怪我は自己責任

ごくまれにですが、サバゲー中に何らかの怪我をした話を伝え聞くことがあります。
その際「加害者と被害者」という表現がなされている場合があるのですが、これに違和感を感じます。

サバゲーという遊びが、スポーツかアクティビティか、もしくはその他の何か?の定義がないため、怪我をさせた側と怪我をした側で過失があるように思えてしまうかもしれませんが、ボクシングにしろラグビーにしろ、ルールに則って起きてしまった事故に関しては「加害者と被害者」という言葉は使いません。

スカイダイビングやボルタリングなどで事故が起きた場合も「被害者」という言葉を使いません。
フィールドレギュレーションに則って遊んで起きてしまった事故については完全に自己責任として取り扱うべきであり、相手に対して過失を認めさせたりする行為は、サバゲーの自主性を根幹から揺るがす行為だと感じます。

ちなみに、フィールドレギュレーションや施設そのものに瑕疵があった場合などは施設管理者、つまりフィールド側に責任が及ぶ場合がありますが、そういったリスクも考慮したうえで、ほとんどの商業フィールドは規約で事故に対する免責を明記しているはずです。

みんなが安心して遊べるサバゲフィールドを目指して

至近距離で撃たれればアザがほぼ確定。眼球に直接当たれば重大な事故につながりかねない玩具で、生身の人間同士が撃ち合うサバイバルゲーム。

銃の説明書にも「人に向けるな」と明記してあるのに、それに反した使い方をしているサバイバルゲーム。
もう一度改めて、そのスリルとワクワクの背中合わせにあるリスクを考えておく必要があります。

そのうえで、個人でできる自衛策と、万が一を自己責任にできる大人の心を身に付けてください。
そしてそれ以上に、フィールド管理者は明確な説明ができるレギュレーションを用意し、適切な保護具の着用や銃の取扱いについて責任感のある運営をお願いしたいと思います。


Writing by SUNY
SUNNY Gunners Farm主宰