「R9X」刃で攻撃するミサイル「忍者ボム」とは?

「R9X」は、ペンタゴンとCIAとが実用化したミサイルですが、別名「忍者ボム」。
アメリカ人ってほんと忍者好きですよね。「忍者ボム」というのは、いったいどんなミサイルなのか解説します。

目次

R9Xミサイル

「R9X」のベースは1985年に配備が始まった小型ミサイル兵器「ヘルファイア」。
ミサイルとはいうものの火薬・爆発物は搭載せず、かわりに先端付近に6本の刃が装備され、標的となる人物に接近した時点でその刃を開くことで目標の敵を殺傷します。
究極のピンポイント殺害を行う兵器として、あたかも忍者をイメージさせる、構造から「忍者ボム」の別名でも呼ばれています。

開発の経緯

アメリカでは以前から、爆発物を使用することで第三者を巻き込むことを防止する目的で、ミサイルに爆発物の代わりにコンクリート充填し、自重の落下エネルギーでピンポイント攻撃を実現した兵器も実用化していました。殺傷能力を進化させた兵器として「R9X」。

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によれば「R9X」は2011年頃に実用化が進められ、爆発物ではなく刃で殺傷する性質から「忍者ボム」とも呼ばれることになったとされています。

「R9X」の実戦での運用

「R9X」の実戦での運用はかなり限定されています。通常兵器であれば第三者の非戦闘員を巻き込む可能性があるような場所で、敵をピンポイントに殺害することに効果を発揮するとされています。
今日までアメリカ軍はこの「R9X」を、中東やアフリカなどの地域で6回以上は実戦投入したものと報じられています。

まとめ

「R9X」の実用化が推進されたのは、前オバマ大統領が精密な攻撃兵器の実現を要望したことで、始められたとされています。この当時のアメリカは、一部のアフリカ・アジア地域で爆撃による攻撃をおこなっており、非戦闘員を巻き込む攻撃に対する非難が高まっていた状況がありました。
「R9X」はこの問題に対する解答として開発されたミサイルでした。

※画像はイメージです。
featured image:TSGT Scott Reed, U.S. Air Force, Public domain, via Wikimedia Commons

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