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これからの日本の防衛を担うレールガンとは

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今年に入りいきなりの北朝鮮による高速弾度ミサイルの発射が発生した。現在我が国における弾道等の迎撃は海上自衛隊のイージス艦における洋上からのスタンダードミサイルSM3と、航空自衛隊の地対空迎撃ミサイルPAC3である。

現在、海上自衛隊においては弾道ミサイルと通常ミサイルも迎撃できるスタンダードミサイルSM6を配備し始めている。航空自衛隊も従来のPAC3から機能向上型のPAC3MSEに換装している。

しかし、中国の配備する高速弾度ミサイルDF17、東風17型の様なマッハで飛来する弾道ミサイルを現在の自衛隊の装備では迎撃が困難な為、次期迎撃用兵器としてレールガンに白羽の矢が立ったのである。今年度の防衛予算の概算要求にしっかりとレールガンの予算が計上されています。

レールガンとはSFアニメに出てくる様な大出力の電気を使用して火薬ではなく電気の力で弾を撃ち出すシステムである。電気には磁界があるこの磁界を利用するのが大きな特徴である。簡単に言えば、2本の鉄のレールに大出力の電力を使用して磁界をつくりその中で弾を加速させて発射する、発射速度は火薬の非ではなくマッハに到達する高速なスピードで撃ち出される。

皆さんもご存知のリニアモーターカーの理論と似ているリニアモーターカーが打ち出す弾になったと考えてほしい。拳銃の初速は230 – 680m/sである。そして、戦車の弾の速度は120mm/L52の仏GIAT製滑腔砲にAPFSDSであるOFL120F1タングステン徹甲弾では1,790m/sである。

1960年にオーストラリアで初めてレールガンの実験が行われた。約5メートルのレールから打ち出された弾の速度は5,900m/sであるマッハ5.9である。火薬よりも遥かに早く打ち出されている。21世紀の現在においてはマッハ8.約8000km/sが標準になっていて開発当時よりも速度が上がっている。

またレールガンのメリットは打ち出された弾の速度だけでなく火薬で打ち出された弾よりも長射程で飛ぶ事である。そして火薬の弾より安いというのがメリットである。しかしデメリットは大容量の電力の確保である。アメリカ軍の艦船ズムウォルトのレールガンの弾はマッハ5で飛びやく370キロメートル離れたターゲットを撃破している。現在の海上自衛隊の主力で使用される。

主砲MK5インチ砲の射程が約50キロメートルとされているので、レールガンはMK5インチ砲の7倍の射程をもつ事になる。この電力は艦船に搭載されたガスタービンエンジンから得た電力であるやく80MWの電力が必要となる。この電力は一般家庭の約二万世帯分の電力である。いかにレールガンが大容量の電力を使用するかわかる。しかしそれをしのぐ長射程と高速弾度で弾を撃ちだすメリットの方が大きいのです。

※画像はイメージです。

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