毎年6月は、北海道以外の日本列島は梅雨の季節となり、湿度が高くジメジメした日々となるのですが、この梅雨の時期はまた、模型制作、特に塗装には不向きな時期だったりします。
そこで個人的に気をつけていることを書いてみたいと思います。
乾燥用ブースか某社の食器乾燥機が役立つ季節
梅雨の時期の6月は、模型制作にはいろいろと苦労する時期だと思います。プラモデルの部品同士の接着にしても、通常の時期よりは乾燥時間が長くなりますし、塗装だけで無く、デカール類の接着も、個人的には時間が掛かるように感じます。
モデラーさんの中には模型メーカーなどが出している乾燥用ブース(例えば、クレオスさんのMr.ドライブース)を使って、接着したり塗装したりしている部品の乾燥時間をはやめている方もおられますが、動画サイトで数年前からTIPSとして知られているように、「自然対流式」の食器乾燥機を乾燥用ブースに転用することで、機能的には乾燥用ブースと同じことが食器乾燥機で出来ると言うことで、私自身も「自然対流式」の食器乾燥機(山善さんの食器乾燥機YD-180(LM))を乾燥用ブース代わりにしようしています。
もっとも、動画サイトやTIPSサイトでも書かれているように、底面部分の突起を切り落とした上で、写真のように手を加えていますが、この状態でもしっかりと部品感想が出来ているので、今の時期は特に、模型制作には必須のアイテムとなっています。
エアブラシでの塗料の濃度調整は、毎日が試行錯誤
また、モデラーさんの中には、塗装の時にエアブラシを使っている方もおられると思います。
塗料と溶剤の比率で言えば、ラッカー系塗料の場合、基本は溶剤:塗料=7:3ですが、湿気が多い梅雨の時期は、部屋の状態(エアコンで除湿なり冷房なりになっているかどうか)や空気中の湿度により、必ずしもこの比率通りに塗料と溶剤をエアブラシの容器に入れていないですね。
塗装をする前に、模型の箱の裏とか端切れとなっているプラ板に必ず試し吹きをしながら調整をしているのですが、梅雨の時期は午前中と午後というだけでも湿度などがことなる場合もあるので、その塗装をする一瞬一瞬ごとに、状態に合わせて溶剤を減らしたり塗料をふやしたりという感じで試し吹きをしてから塗装をしています。
その塗装も、吹き付ける面積が小さい、大きいでも「あ、塗り直ししなければ」と思うこともあるので、AFVモデル制作に復帰して数年になりますが、未だに塗装で一番気を遣うのが今の梅雨の時期の塗装です。この文章を読んでいる方の中には、自分よりも技量がある方もおられると思いますので、そういう方に今現在の梅雨の時期の、制作上での注意点とか聴いてみたいと・・・そんな気持ちにもなりながら書かせて頂きました。
※一部の写真はイメージです。
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