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スウェーデンの人間核弾頭ドルフ・ラングレンの真骨頂!レッド・スコルピオン

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ソ連軍特殊部隊兵士のニコライはアフリカの反共産主義活動のリーダー抹殺を命令される。しかし、ソ連軍は卑劣な手法で民間人を虐殺し、暗殺に失敗したニコライまでをも消そうとする。現地住民との触れ合いが殺戮マシーンを大きく変えた。
赤いサソリの刺青を掘ったレッド・スコルピオン!冷たい心を熱く燃え上がらせた戦士がソビエト軍と真っ向勝負!

目次

レッド・スコルピオンとは?

レッド・スコルピオンとは1988年制作のアメリカ映画。人間核弾頭の異名を持つ、スウェーデン出身の俳優ドルフ・ラングレン主演。アフリカの共産圏某国を舞台に反共武装勢力の指導者抹殺と壊滅を命じられたソ連軍特殊部隊スペツナヅの兵士の活躍を描いたB級豪快サバイバルアクション大作になります。

ドルフ・ラングレンがソ連軍最強の兵士に扮し、アフリカの武装勢力と戦うアクション映画。
祖国への忠誠心から反共産勢力を壊滅させようとするも、部族のブッシュマンとの心の交流や味方であったソ連の裏切りにより、結果的にソ連軍と共に戦う仲間になると言う感動的な側面もある作品。
全体的にラングレンの鍛え上げられた美しい筋肉が映えておりアクションシーンに華を添えている。

作品の魅力

舞台となるアフリカの夕陽や景色なども大変美しく、観光に行きたくなるなると思ったほどだ。
本作の流れはソ連軍特殊部隊員のニコライがソ連軍の敵である反共勢力壊滅のために送り込まれる、冷戦色の強い要素があるがアメリカ映画ではドイツ軍と並んで悪役にされることが多いソ連軍人が主役と言う意味で珍しい。
更に反逆がテーマになるなど斬新さも魅力。

最初はロッキー4でラングレンが演じたソ連出身のボクサー、ドラゴの如く、氷のように冷たく無表情なニコライが終盤では全く印象の異なるキャラクターに生まれ変わっているのも見るものを引き付ける。
文字通り感情がない印象のニコライはアフリカで生活をするブッシュマンの集落で生活する内に心を開いていくシーンは感動の一言。
信じていた祖国に見捨てられ、自分達が所属していた軍隊の蛮行を目撃した彼の複雑な表情が良い味を出している。

ブッシュマン達との原始的な生活が何も知ることのなかったニコライの心に変化をもたらしたのは大きい。
この交流があってこその反共勢力との共闘に繋がるのである。ブッシュマンの長老からサソリの刺青を胸に刻まれ、戦士として評価された彼はかつて自分が殺そうとした相手にも認められる。

見どころ

このソ連軍の裏切り、ブッシュマンとの交流、反共勢力との共闘に連なる一連の流れは何とも言いがたい儚さがあった。B級映画の帝王とも呼ばれるラングレンならではのアクションの中に盛り込む美しいシーンだ。

ソ連軍及びキューバ軍は用済みとなった抹殺対象のニコライを追撃しブッシュマンの集落や反共勢力の基地を無慈悲に焼き払い、化学兵器まで投入する。ラストのソ連軍基地での怒りの決戦シーンのラングレンの鬼神のような暴れぶりは必見。ラングレンの最盛期に制作された感動的アクション映画でこの雰囲気が好きな人にはたまらないだろう。

この映画に登場する銃はFALのダブルバレルだろう。ソ連軍基地で保管されているがニコライが入手し派手に乱射する。あのハインドヘリを爆破するなど派手な活躍を見せる。描写から推測するに二倍の威力があると思われる。この映画に登場する兵器は東側製が多いのも特徴だ。

出演:ドルフ・ラングレン, 監督:ジョセフ・ビッグウッド
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キャスト・スタッフ
監督:ジョセフ・ジトー出演:ドルフ・ラングレン(ニコライ・ラチェンコ)、M・エメット・ウォルシュ(デューイ・ファーガソン)、アル・ホワイト(カルンダ・キントッシュ)、T・P・マッケンナ(ヴォルテーク将軍)、カーメン・アルジェンツィアノ(ザイアス大佐)、ブライオン・ジェームズ(クラスノフ)他

(C) レッドスコルピオン

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