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戦車にひかれても無事だった?!

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うちの祖父から聞いた話です。実話となります。
すでに祖父は他界していますが、当時は珍しく身長が180センチ近くあったことから、軍隊を楽しい記憶として覚えているようです。
派遣された地域は中国北部と聞いています。

祖父は農家の次男。体は大きく、背は180センチ近くありました。力もあったので軍隊に入隊後はメキメキと頭角をあらわし、軍曹にまでなったそうです。これは、そんな祖父が体験した実話です。

中国で敵軍と戦っていた祖父。その日は視界も悪く、雨が降っていました。何よりひどかったのは足元で、地面の土が泥となり足もとをぐらつかせていました。
撤退の指示があったのち、祖父はなんとか退却を開始しました。しかし背後から思いもがけぬ機械音がしたので、うしろを振り返るとそこには巨大な敵軍の戦車がありました。追手が迫っていたのです。

「このままではまずい」と戦車を後ろに走り出した祖父。
ですが次第にその距離は縮まっていきます。そして祖父が泥に足をとられた瞬間、戦車は祖父の上に乗り上げました。祖父は戦車にひかれてしまったのです。

祖父は喀血し、胸の痛みを強く感じたそうです。もうだめか、そう思いました。戦車はそのまま通過してしまいましたが、自分はとても動けそうにありません。倒れたままでいると、仲間が祖父を見つけてくれました。

結論から言うと、戦車にひかれた祖父はピンピン生きていました。

もちろん片肺はつぶれ、肋骨を折る重症は負いましたが命に別状はなかったのです。というのも、雨の日の泥がクッションの役割となり、祖父は地面にのめり込みはしましたが、潰される事は幸い避けられたのです。

終戦までには治り、無事日本に生還する事が出来ました。何度か敵襲を受けたりしたそうですが、戦車にひかれた経験が最も命の危機を感じたそうです。

その後は片肺でも元気に庭作りやゴルフに勤しむ余生を送りました。
雨の中のサバイバルは嫌なものですが、ごくまれにこういうラッキーな事があるようです。

※画像はイメージです。

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