近年ミリタリーに興味が無い層からも注目が集まっている「戦争遺跡」。
これらの遺跡は、貴重な歴史に触れられるとはいえなかなかアクセスが難しいのが難点でもある。そんな戦争遺跡だが、実は横須賀から約10分でアクセスでき、整備された史跡を見学できる遺跡があることをご存知だろうか?それが今回ご紹介する「猿島」である。
一体猿島とはどんな場所なのだろうか?その魅力に迫ってみよう。
横須賀から10分!知られざる要塞島
今回ご紹介する「猿島」は東京湾に浮かぶ唯一の無人島。
戦前には旧日本軍の砲台が置かれ、東京湾の防衛を担っていた要塞の島だ。もちろん当時民間人の立ち入りは禁止。ガチの軍事施設だったというわけだ。
そんな猿島だが、現在では整備され当時の貴重な歴史に触れたりアウトドアを楽しめる魅力豊かな島となっている。アクセスは横須賀から出ている定期便でなんと約10分。まさに「会いに行ける要塞」と言っても過言ではないだろう。
「猿島」の史跡を楽しむコツ!ポイントはレンガ?
さて、「猿島」にはどんな戦争遺跡があるのだろうか?
有名な隧道や弾薬庫、高角砲の砲台跡など猿島に戦跡は多い。他にも当時の発電所や兵舎が残っており、当時の貴重な歴史に触れることができる。
また有名どころでなくても随所に当時の面影が残っているので、何気ない景色でもじっくり観察してみるのがおススメだ。
また見学の際にはその構造にも気を配りたい。
例えば有名なスポット「レンガ造りのトンネル」だが、ここは入り口から出口が見えない。島の防衛を意識した要塞ならではの作りというわけだ。またこのトンネルのレンガの積み方は「フランス式レンガ積み」と呼ばれるもので、現在日本では数例しか残っていないという。
見学の際は見逃さずにチェックしておこう。
猿島探索にはガイド付きツアーがおススメ
このように思わぬところに様々な歴史が潜んでいる猿島。
楽しむにはやはり予備知識が必要。
しかしあらかじめ予習をするのは面倒…。そんな人のために猿島ではガイド付きの史跡巡りツアーも用意されている。(有料)こうしたツアーなら気軽に「戦争遺跡」としての猿島の側面に触れることができる。
またこのツアーに参加すれば、弾薬庫など普段入ることができない場所の見学もできるのは大きな魅力。知識豊富なガイドとともに猿島を満喫してみるのもいいだろう。
ご覧いただいたように今回は東京湾に浮かぶ知らざる要塞島「猿島」について紹介してみた。猿島は史跡としてもレジャースポットとしても魅力的な島。
ぜひ実際訪れてその魅力に浸って欲しい。
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