日本には数多くの奇祭があり、男鹿半島で行われる「なまはげ」もその一つです。
その中でも、真山神社のみでしか行われない、なまはげ柴灯(せど)という祭りがあるのです。
なまはげとは?
皆さんご存知かもしれませんが、まず「なまはげ」について簡単に説明します。
「なまはげ」は秋田県の男鹿半島に古くから伝わる民俗行事であり、諸説ありますが古くから山々の神の使いという説が一般的だと思いますが、本当はなんなのか?は解りません。
なまはげは恐ろしい鬼の顔をしており、藁を使った衣装を着て手には出刃包丁を持ち、大晦日の夜に「悪い子はいねがー、泣いてる子はいねがー」と家々をまわり、豊作、豊漁、祈事無病息災、家内安全などを願い、厄を祓います。
ただ子供を脅かしているだけでは無いのですが、子供のしつけには一役買っているようですね。
柴灯祭(せどまつり)とは
柴灯祭とは、「なまはげ」を行う男鹿半島の中でも、真山神社でしか行われない秘祭です。
民俗行事の「なまはげ」に、平安末期から行われ900年以上続いてきた祭儀を組みあわせた祭りであり、いまいち接点が見いだせない事から神秘的な理由があるのかと思いますが・・・。
正月も思ってしまった2月、男鹿温泉を盛り上げる為のイベントとして昭和39年に始まったという・・・なんとも俗物的な理由です。
しかしその内容は意外で、正月三が日に炊き上げた紫灯で餅を炙り、山の神に供える。山の神の使者である「なまはげ」が献上する役目を果たすというのです。
偶然にしては、しっくりと繋がっているのが不思議だとおもいませんか?
灯りの下で舞を踊っている「なまはげ」の姿は、家々をまわっているソレとは違う・・・とても生々しさを感じる迫力あります。
お祭りに足を運んでみるのをオススメします。
※画像はイメージです。
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