靴が気に入らなくて被爆を免れた

私が小学生の時におばあちゃんから聞いた不思議な体験話です。
私のおばあちゃんは広島県の現原爆ドームで働いていました。8月6日当日もおばあちゃんは仕事の予定でした。いつも電車に乗って職場に行きます。

この日もいつものように家を出て、電車に乗ろうと駅に向かいました。しかしおばあちゃんがいたのは職場とは反対方向の乗り場でした。なぜかと言えば、駅に向かう途中でおばぁちゃんはすごく靴がいやになり、はいている靴がなぜか気に入らない。絶対この靴で仕事にいきたくないと思い、靴を買いに行くため反対方向の電車に乗ったのです。

そしてその時は来ました。
反対方向の電車に乗っていたので、原爆が落とされた職場に行かなかったので、おばあちゃんは助かりました。
なぜこの日靴が気に入らなかったのか、買いに行くと仕事に間に合わないのに、なぜ買いに行ったのか不思議です。
おばあちゃん本人も理由はわからないそうです。ただこの日は靴を買いに行こうと強く思ったそうです。

そしてこの話にはもう1つエピソードがあり、靴を買いに行くときに同僚を誘っていたのです。ただこの同僚は、仕事に間に合わないと職場に向かって、電車のなかで被爆したそうです。原爆が落とされるなんて思っていないので、普通の行動ですよね。

でもなんでもっと強く誘わなかったのかと、おばぁちゃんはこの話をするにいつも悔やんでいるようでした。
現原爆ドームにはたくさんの知り合いがいてたくさんの方が被爆したそうです。
この話は私が小学生の時から何回も聞いた話です。話をするときのおばあちゃんは笑いながらも、ときどき泣きそうになりながら話していました。

小学校高学年の時に、おばあちゃんは亡くなりました。でもときどき、お母さんが原爆の日に話をしてくれます。
何回も聞いた不思議な体験話は私の中に残り、毎年原爆の日に思い出します。聞いていたときは戦争の話なんて聞きたくない、悲しい気持ちになるから聞きたくないと話し半分で聞いてました。でも今なんでもっとちゃんと話を聞かなかったのか、貴重な話をちゃんと聞いておきたかったと思います。

私のおじいちゃんも戦争体験者で、おじいちゃんは絶対に戦争の話をしたがらなかったです。おじいちゃんおばあちゃんに戦争の話を聞いてこよう宿題が出たときに、おじいちゃんに話を聞こうとしましたが絶対に嫌だと言われました。孫のためにと頑張って話そうとしたときも、やっぱり嫌だと辛い顔をしながらいなくなりました。

その時の私は宿題がと思いましたが、そのくらい辛い体験なんですよね。その辛い体験話をよく話してくれたおばあちゃんには感謝しています。これからも毎年思いだし忘れたくない話です。

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