「バイオハザード」シリーズの大ヒットを受けてコナミで製作された「サイレントヒル」シリーズについて語ります。
「サイレントヒル」はアメリカの辺境にある、架空のサイレントヒルを舞台に異形の怪物や奇妙な生物を相手に戦いながら、行方不明になってしまった娘の捜索する主人公ハリーの活躍を描いています。
ここまで聞くと「バイオハザード」シリーズ風のはげしい戦いが繰り広げられることを想像する方もいるかもしれませんが、実際にはノイズを多用した不気味なBGMからプレイヤーの恐怖感をあおり、カメラワークも妙な動きをし、よりプレイヤーに恐怖を与えます。
またプレイ中次々と起こる、誰もいないはずのトイレから音が聞こえる、今まで進んできた道がいつの間にか変わってしまい、進んできた道を戻ることができなくなる、亡くなったはずの人から手紙がくるなど、かなりオカルト寄りの内容になっています。
その反面で特定の行動をとることによって、コメディ要素のあるエンディングに移行することも可能で、ホラーやオカルト一辺倒のゲームではないことがうかがえる作品です。特にナンバリング3作品目「サイレントヒル3」では、ストーリーの怖さもさることながら、隠しエンディングのひとつUFOエンドで「サイレントヒルのうた」が流れるなど、コメディタッチで楽しげなものになっています。
本作に登場するクリーチャーバブルヘッドナースはほぼすべての作品に登場しますが、独特の動きと魅力的な形状が人気を呼んで作中でも、屈指の人気キャラクターになっています。エンディングも数種類存在しているのでやりこみ要素も多いのが特徴です。
(C) SILENT HILL Konami Digital Entertainment
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