1960年代のアフリカでのコンゴ動乱
この紛争地に国連の平和維持部隊として150人のアイルランド軍が派遣された。
だがフランス人が指揮する傭兵集団の攻撃を受けてしまう。
アフリカ中部で孤立するアイルランド兵の運命は如何に?
コンゴ動乱
アフリカ中部にあるコンゴは1960年にベルギー領から独立したものの、モーイズ・チョンベはコンゴ南部のカタンガ州をカタンガ国として独立させようとします。
またコンゴの大統領と首相が米ソとの関係について考えが違う事から対立、そこへクーデターが起きるなど独立したコンゴは混乱状態にありました。
本作の主人公たちである実戦経験の無いアイルランド軍の兵士達はそんな状況の中に送り込まれたのです。
不穏なジャドウィル
コンゴに到着したアイルランド兵達はカタンガ州にあるジャドウィルに拠点を置きます。
部隊の隊長であるクイランは拠点が平地の開けた場所で攻めやすいと分かります。
また拠点に用意された武器は第二次世界大戦なら最新装備と言えるレベルのもので食料も不足していました。
また他の部隊と離れていて連携ができない事も不安材料でした。
満足とは言えない状況でアイルランド兵達は戦闘に臨む事になります。
追い込まれるアイルランド兵
アイルランド兵達が教会で祈りをしている時に最初の攻撃を受けます。
攻撃をして来たのはチョンベ側のフランス人と現地人混成の傭兵部隊です。
国連軍がカタンガのラジオ局を占拠した事で国連軍の一員であるアイルランド軍が報復攻撃を受けてしまったのです。
クイランが敵の攻撃する方向を読み間違えるミスをしたものの、敵を撃退しアイルランド兵達は初の実戦を切り抜けました。
とはいえ敵の方が兵力が多く弾薬が満足に無い事からクイランは司令部に増援を要請します。
国連軍は別の作戦を実行中で12時間後になら部隊を送れると答えがありました。
増援を待ち望む間も敵からの攻撃は続きます。
敵は兵力も多く、銃火器が豊富で更に戦闘機まで飛ばして来ます。
追い込まれるアイルランド兵達の命運は如何に!?
名誉回復の作品
この作品は実際に起きた出来事が基になっています。
しかし、米ソ対立の激化からの世界大戦を懸念した国連はジャドウィルでの戦闘を公にしませんでした。
この為に戦ったアイルランド兵達は帰国後に不名誉な扱いを受けてしまいます。
近年になり名誉回復がなされこの作品が作られたのです。
敵は強力な上に国連や司令部もアテにできない、その中で苦闘を強いられた兵士達の物語が描かれているのです。
本作はNetflix製作の作品でNetflixにて配信されています。
eyecatch credit:Jørgen Christian Wind NielsenによるPixabayからの画像
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