今回は、今は無くなってしまったゲーム会社「ヴァージン・インタラクティブ」社から発売される予定だった「Thrill Kill」(スリルキル)を紹介したいと思います。
このゲームは元々は、プレイステーション1ソフトとして販売される予定のモノだったのですが、色々な経緯から販売が禁止されてしまい、それを不服に思った開発者達がネットにデータを流してしまったと、実にいわくつきなゲーム作品となっています。
元々はモータルコンバットを目指し、過激さを追求したのですが、ヤリ過ぎてしまったが故に合併後の会社の上層部に、販売禁止を命じられてしまう程に過激なゲームとなっています。
本作の大まかな物語は
悪ゆえに、その許されざる大罪で地獄に堕ちてしまった極悪人10人達。
普通ならば罪人として地獄へと裁かれる彼ら彼女達は、気まぐれな悪魔によって現世への復活を賭けて、それぞれ自身の持つ技量と能力で、自分が最も優れた悪人であるのかを証明する事を求められてしまいます。
それを忌避することなく、殺し合いに嬉々として参加していく10人の極悪人達。
果たして勝者は……
と、物語は進んでいきます。
この作品では、実に残虐かつ残酷な殺し合いがテーマになっており、プレイヤーの度肝を抜いた作品としても話題を呼んだ、ネットのアングラな格闘ゲームとして有名になった作品でもあります。
そのキャラクター達
物語に出てくる悪人達も実に個性的となっており、面妖かつ異様な登場人物となっています。
- 殺人メイドのSM趣味の殺人鬼「ベラドンナ」
- 身長にコンプレックスを抱く、高身長の人間を惨殺した男「ザ・インプ」
- 両腕が縛られたFBI連続殺人魔プロファイラーの「オドボール」
- カニバリストの肉屋「クレータス」
- 口に虎ばさみを仕込んだ殺人医師「ドクター・ファウスト」
- サーカスの殺人アイドル「バイオレット」
- 異形の双生児「ユダ兄弟」
- 全身を業火に包まれた放火魔「カイン」
- その手を血に染めた元郵便局員「マンモス」
- 犯罪者を裁く鎖の裁判官「ターメンター」
- 悪魔に魂を売り飛ばしてしまったゴスロリ少女の「マラッカ」
と、実に異形なる殺人鬼たちを操作して、勝ち進んでいく内容なのですが、その残虐シーンは、まさに残酷と言わざる負えない程の内容となっています。
当時・・・・・
当時友達がダウンロードし、一緒に遊ばせていただいたのですが、とても残酷だったゆえに途中で退場してしまった記憶があり、自分はこういった感じのゲームは無理なのだと痛感しました。
でも当時においては珍しい4人対戦型も出来る内容は注目のあるシステムだったのですが、残酷なシーンが無ければと今に思う作品です・・・・。
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