第二次世界大戦のドイツ軍最強の戦車と言えるティーガー重戦車は、どのような強さがあって最強戦車とも称されるのか。
ティーガー重戦車の強さ
ドイツ軍が第二次世界大戦で投入した重戦車ティーガーは戦車の中でも有名になるほどに強い戦車とされています。ではどの程度強かったのかをティーガーⅠで見て行きましょう。
ティーガーⅠの攻撃力は88ミリ高射砲を転用した戦車砲を使用している。
ティーガーⅠで搭載した88ミリ砲は1000メートル離れた位置で99ミリの装甲を徹甲弾で貫通できる威力がある。
これはソ連軍のT‐34中戦車も米軍のM4中戦車と言った第二次世界大戦で主力となった中戦車ならどれも撃破出来る事を意味する。ティーガーの攻撃力は優れた照準器であるTZF9bや自走砲の砲兵が使う測距儀も使い敵戦車の位置と距離を正確に知り高い命中率も強さであった。
ティーガーの強みは最大で100ミリの厚さがある装甲です上面と底面は25ミリですが、側面や後方は80ミリから60ミリと当時の戦車の中では厚い装甲で固めた作りになっている。
ティーガー重戦車の弱み
ティーガーⅠは強力な砲と堅牢な重装甲を誇るものの、57トンもの重さになった。この重みは通れない橋が多く泥の大地では車体が沈むトラブルが実戦投入初期には起きた。
ティーガーは変速でハンドル操作やギアチェンジは力を入れる事無く容易にできたが700馬力のガソリンエンジンに不具合があり制限がかけられた運転を操縦手はする必要があった。これは本来の速度から遅い走行となった。最も速く走れる路上でも40km/hを下回り路上以外の地面の走行では20km/h~25km/hほどであったとされる。
攻防は秀でているものの重さ・走行(エンジンの信頼性)の問題がティーガーが完璧な兵器では無い事を示している。
ティーガーの強さとは何か?
ティーガーは攻撃力と防御力が強力であったから最強戦車と呼ばれたのか?それは違います。
ヴィレ・ボカージュの戦いで1両のティーガーⅠだけで英軍戦車9両や装甲車両多数を撃破したミハエル・ヴィットマンや2両のティーガーⅠでソ連軍の攻勢を食い止めたオットー・カリウスのように少数のティーガーが優勢な敵を撃退した事例がいくつかある。
少数が多数を打ち負かす事を実際に出来た点でティーガーは最強戦車と称えられる理由の1つと言えます。
この最強ぶりを発揮して伝説を作り上げたのはティーガーに慣れた戦車兵とティーガーを十分に整備し補給を続けた兵士達によって成し遂げられた結果です。どんなに高性能でも一番必要なのは動かす人間の能力なのです。
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