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オカルト的処理水は世界を救うか?

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ネットの動画で時事ニュースをチェックすると、旬の話題しか降りて来ない。
動画を作る側も、それが一番キャッチーで再生数を稼げるから食い付くだけの事で、共通したソースが引きのばされているだけだ。
「のばす」と言えば、いくらか前の流行ニュースだったのが、処理水問題がある。

科学的に安全な基準まで薄めたとする派閥と、薄めても汚染はゼロではないという派閥が衝突していた。
海よりも少ない状態に薄めている以上、何の危険もないというのが結論であろう。
だが、オカルトの観点からは、その結論がひっくり返る可能性がある。

目次

汚染に効くレメディ

その物質が無意味になる程薄めるが、その水には物質の記憶や波動が残り、内服により薬効を生じるというのは、ホメオパシーで使われるレメディの考え方である。

その理屈で考えれば、汚染された排水は、どんなに薄めても「汚染の記憶」を持っているのだから、その人体への影響には変化がない。
汚染水を処理水にするのであれば、「処理物質」を入れて、十分に薄めるという作業をすべきであるが、既にこの汚染水は汚染の記憶を持っているのだから、どんなに薄めてもやっぱり汚染水に・・・何かおかしい。

迷った時は原点に戻るべきだ。
ホメオパシーは、健康な時にマラリヤの特効薬を飲んだ際、マラリヤと似た症状を観察したサミュエル・ハーネマン医師のインスピレーションを端緒とする。
ホメオパシーの原理は、「同種のものが同種のものを治す」というものだ。
そのまま使用すれば有害のものを、徹底して希釈、震盪(揺らす)する事で、無害にしながら水の記憶だけを残す。

・・・何という事か。
ホメオパシー的には、処理水は、汚染物質による症状に対応したレメディそのものになっているではないか。

いやいや、レメディはただ薄めれば成立するものではない筈だ。
レメディは物質として観察した時、単なる水を染み込ませた砂糖玉だ。それでいて、作用は病人にしか表れないという、極めて恣意的な振る舞いがある。
このような薬はない以上、現代科学で説明しきれない力が作用していると解釈すべきだ。
つまり、オカルトの観点から言えば、レメディの効能は、手間をかけて希釈した作業者にこそ由来がある。
レメディに反映されているのは、作業者のオーラやサイキックパワーである。

その観点で見た時、単に機械的に薄めた処理水に、作業者によるレメディとしてのパワーは封入されていないのではない――か?

勇者はここにいる

今回の排水処理に当たった人達の事を考えよう。

確かに彼らはホメオパシーに関する正しいノウハウを持つ、ホメオパスではない。
しかし、サイキックは個人の思いに由来するパワーの筈だ。
健康に重篤な損害を与えかねない厄介な排水を前に、「何としてもこの水が浄化されて欲しい」と真摯に願う勇気と愛に溢れた人々であった筈だ。

水は天下の回り物、海洋放出はすなわち自分や、自分の愛する人達にも影響が出る。
そんな人達の、浄化にかける想いは、人類の根源的な愛と言えるだろう。
どんな気持ちと比べても、必ず最後に愛は勝つものだ。漫画最強論議に出て来るキャラクタでも、愛する人を殺傷する者は稀だろう。
その愛がたっぷり注がれながら薄まった水は、汚染されたものになるだろうか。
間違いなく、それはレメディとしての資格を持つ、人を癒すオーラを帯びた聖水にすらなっているだろう。

呪詛は水を汚染するか

だがもう一つの意志を忘れてはならない。
すなわち、汚染されている、直ちに身体に影響が出ると喧伝する者達だ。
彼らの呪詛は、明確に言霊として作用し、穢れが明確に打ち込まれている。
互いのオカルトパワーのぶつかり合いは、一体どこに決着するのか?
スイカバーはどちらの手に?

ここで、我らは思い出す必要がある。
言霊を用いているのは、決して汚染を期待する者だけではない。
サイレントマジョリティ。
無辜の市民達は、「それ」を何と呼んでいるか。

社会調査研究センターの2023年9月3日発表によると、「dサーベイ」による調査で、処理水放出を83%が「容認」としていたという。

なんという事か!
必死に声を上げた汚染の言霊は、遥かに多くの浄化の言霊によって打ち消される。

戦いに備えよ

現在、処理水の海洋放出による、水質の大きな変化は観察されていない様子である。
言霊による汚染化工作は、失敗したと言って良い。
だが、汚染を企む言霊使いが、最後の一体だったとは考えられない。
第二、第三の言霊使いが再び現れた時も、我らは一致団結して当たらねばならないだろう。

※画像はイメージです。

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