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現代イギリスを舞台にした伝奇TRPG~Liminal(リミナル)

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いつもの日常が繰り広げられる、ありふれた現代社会。
その裏側で吸血鬼や妖精、幽霊が実在し、魔術で奇怪な事件が起きる。そういった事件を人知れず解決していくーーそんな作品は好きですか?
もしお好きなら3月に日本語版がリリースされたイギリスのTRPG「リミナル」がおすすめです。

販売元のマールストロム公式サイトからPDFのルールブックが購入できます。
また、すぐにセッションが開始できるようココフォリアで使用できる汎用ルームデータも同時発売しております。

目次

リミナルの舞台

「リミナル」の舞台は現代のイギリスです。
しかしそこには妖精や吸血鬼といったお伽話に出てくる存在が実在し、魔術が行使されている「隠されし世界」というものがあります。

プレイヤーキャラクターは「隠されし世界」をふとしたことから知ってしまった人間や吸血鬼に襲われながら生きながらえたが変質してしまった存在(ダンピール)、様々な理由により魔術を身につけた魔術師など、隠されし世界のことを知りながら、完全に隠されし世界に住むものにはなれない、境界に立つものとなって遊びます。

リミナルの判定方法は非常にシンプルです。6面サイコロを2個振って、出た目と技能の合計が8以上なら成功です。ただし技能がない場合は10以上と、ちょっと難しくなります。

キャラクター作成

リミナルはキャラクターとクルー(チームの設定)を作成するため、オンラインで遊ぶ場合でもシナリオを遊ぶ前にキャラクター作成のため1回ボイスチャットに集まってキャラクター作成すると楽しいです。筆者は2回ほどキャラクターを自作して遊びましたが、どちらもキャラクター作成は全員集まってやりました。作っていくうちに他のキャラクターとの関係性やクルーの設定が固まっていき、非常に盛り上がる者となりました。

キャラクター個人の作成

リミナルのキャラクター作成は、まずどのようなキャラクターを作るか「コンセプト」を決定します。キャラクターは人間の世界と「隠された世界」の境界にいるものであり、あくまで人間です。完全な妖精や吸血鬼などは作れません。ただし妖精との取り替え子や、吸血鬼に血を吸われながらも自我を失わずに生きながらえたダンピールなら作成できます。

次に、キャラクターがなぜ「普通の世界」と「隠された世界」の両方に関わっているのかを表す「原動力」決めます。例えばルールブック収録のサンプルキャラクター魔術師は「自分の師匠が罪を負っているのか、無実なのかを確かめる」となっています
※ルールブックp54より引用

その後、技能を決定し、それから「フォーカス」と特性を決定します。フォーカスはそのキャラクターの能力の中心となるもです。「頑丈」「決意」「魔導」の3種類で構成され、それぞれ耐久力ボーナス、精神力ボーナス、魔術に関わる特性を習得可能になるといった特徴があります。作りたいキャラクターにあったものを取得していきましょう。

特性には様々なものがあります。隠された物事を見破るのにボーナスがつく「探偵」や、魔力や幻術を見破ったり見えざるものが見える「幻視」、面白いものではアーティファクト(特殊なアイテム)を所持しているというものまで。アーティファクトの設定はGMと話し合いながら好きな能力を盛り込めます。キャラクターの設定にあった能力を持ったアイテムを持たせられますあとは設定を決めればキャラクターは完成です。

クルー(チーム)の作成

キャラクターが完成したらクルーを作成します。「リミナル」において、チームを組み、共に事件を解決するキャラクター達はいわば「同じ船に乗り合わせた、運命を共にする仲間たち」です。このように行動を共にするプレイヤーキャラクター達を総称して「クルー」と呼びます。

キャラクターを作成したらクルー名(チーム名)と、クルーの目標を決定します。それから、クルーひとりにつきひとつ、クルーにとって役立つ有形無形のものーー資産を取得できます。

勢力との関係性の決定

私たちが住む世界にも様々な企業や団体といった影響力を持つ集団がいるように、隠されし世界にも様々な集団(勢力)がいます。
妖精の宮廷や、裕福で保守的な魔術師達のクラブ、魔術などを使った犯罪を行うものたちのネットワークなどです。

クルーメンバーそれぞれが「隠された世界」の勢力からどういった印象を持たれているかを決定します。良い印象を持たれている組織を1つ、悪い印象を持たれている組織を一つ決定します。合計値がプラスなら、その組織からは友好的な印象を持たれていますが、マイナスなら悪い印象を持たれているでしょう。

そこまで決めたら、キャラクターは完成です。

連続ドラマのようにいくつもの物語を遊んでみよう

キャラクターとクルーが出来上がったら、さっそくシナリオを遊んでみましょう。ルールブックにはサンプルシナリオが2本収録されているほか、マールストロムの公式ストアから日本オリジナルシナリオ「フェイスレス・フェイスレス」が公開されています。

リミナルは1回だけのセッションももちろん楽しいですが、おすすめは同じメンバーでいくつもの事件を解決する連続ドラマのような遊び方です。

クルーが一致団結して様々な事件を解決していくうちに、少しずつキャラクターやクルーを取り巻く状況が進展していくでしょう。その結果、原動力になっていたものを解決してしまうかもしれません。

そうなったら新たな原動力を見つけても良いですし、あるいは引退しても良いのです。ルールブックにも、原動力や目標を達成したら「プレイヤーは自分のPCを引退させることができます。(p86)」引退したら、そのキャラクターのプレイヤーは新しいキャラクターを作成します。クルーの目標が達成されたら…一連の物語を完結させても良いのです。もちろん、新しい原動力や目標を見つけて物語を続けるのも良いでしょう。

あなたも大切な「クルー」と共に、幻想のイギリスへ降り立ってみませんか。

(C) Liminal Jp
Copyright (C)2019, Paul Mitchener. All rights reserved.
Japanese translation (C)2023, Malstrom Ltd.
※画像はイメージです。

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