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ツチノコが見つからない理由を考える

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ツチノコはUMAの中でもかなり有名なものである。
蛇の一種で、「横槌」つまり叩く道具に似たずんぐり体型をしている事からその名が付いたようだ。
目撃例は多いが、現物の捕獲事例がなく、未だに未確認生物、UMAとされている。

目次

ツチノコの反則

人間の視覚は簡単に騙される。目撃がある事と実在の間には、さほど関連性がないのはUFOなどからも周知の事実だ。
予め言っておくが、ものの存在は「存在する」と主張する方に立証する義務がある。
「世の中には科学では証明出来ない事も」「シーラカンスも」云々、疑似科学屋は論点ずらしが得意なので、騙されてはいけない。ここで語るべきは、ツチノコが誰にも捕まっていない、という事実だけである。
科学の俎上にのらないからこそ、オカルトの材料になる。オカルトは知的遊戯だが疑似科学はペテンの入り口でしかない。

結論から言おう。目撃例はあるが実物が発見されない、という状況から考えれば、ツチノコは生物を指すものではない。視覚現象である。
大体おかしいではないか。
ずんぐりした状態の蛇は既に見つかっている。食事中のそれだ。どうみてもツチノコだ。なのに、これをツチノコ認定しない。
「蛇は自分の身体よりも大きいものを食べ、身体の形が変わる程膨れる事があります。これを、ツチノコと呼びます」
これで良い。
要件は満たしているというのに、後から遺伝子要件を持って来て、該当しないと結論づける。これは全く筋が通らない。
ゴールが後じさりするサッカーのようなものだ。

ツチノコを肯定する

ここからがオカルトの話だ。
もしも「ツチノコ」が、その目撃された性質通りの新種として実在した場合、どんな生物なのだろう。
そして何故、それが捕獲されないのだろう?

まずずんぐりした形態は、骨格からずんぐりしてるのだろうか。
答えは否だ。

どんなに逃げるのが上手くても、死体になれば逃げない。そして、死体は腐っても骨が残る。なのに、ツチノコは生体の目撃例があちこちにあるのに、骨格の目撃例がない。
これは、骨格にはツチノコの特徴がない事を意味する。蛇はその長い身体を足にも手にもして複雑な活動が出来るが、ツチノコの体型で絡みつく事は出来ない。
このため、移動が転がるだけというのは理解しやすい。手足がない状態で転がる事が出来るのだから、身体全体に強靱な筋肉が必要になるだろう。

10メートルに達する程の凄まじい跳躍力も、筋力の成せる技だ。
瞼があるというのは、回転動作で地面と眼球が接触する可能性から理解出来る特性だ。
ツチノコに蛇腹が観察されないという目撃例があるが当然のことだ。転がるしか進む手段がなければ、鱗は全部同種にした方が具合が良い。

ミソ、スルメ、頭髪を焼く臭いが好きだとか、日本酒が好きというのは、実際の捕獲に使えていない事から、単なる偶然だろう。
毒はあってもおかしくはない。

ツチノコはなぜ捕まらないか

ツチノコのイメージが固まったところで、もう1つの性質について考えよう。
すなわち、幾度も目撃されながら、未だに捕まった事がないという部分だ。
まず、ツチノコは人間に見つかった瞬間、凄まじいスピードで逃げるが故に捕まらないという説明が成り立つ。

ニアミスを許す以上、嗅覚や聴覚など事前に察知する能力は少ないと言わざるを得ない。
ならば、人間以上の力を持つ猟犬などを使えば、狩れるのではないか?
ここでツチノコのもう一つの能力について考える必要がある。

擬態である。

ツチノコの擬態

ツチノコが、何に擬態すれば逃げ切れるか。
それは、蛇ではないだろうか。

パワフルな筋肉で形成された太ましいボディは、締め上げる事で通常の蛇のように身体を細く出来るのだ。
猟犬は同じものと主張しても、ただの蛇を猟師が獲物にするかというと疑わしい。
そして、ツチノコの捕獲確率を更に下げている理由が、もう1つある。
それは、ツチノコが蛇であるという事だ。

蛇嫌いにとって、蛇は字を見るのも嫌なものだ。ずんぐりしていようが、蛇は蛇だ。わざわざ捕まえようとも、触ろうとも思わない。視線だって逸らす。
彼らはツチノコを捕まえられないし、見つけても詳しく観察しない可能性が非常に高い。
逃げ足の壁、擬態の壁、蛇嫌いの壁、これらを乗り越えた人もいたのではないか。

だが、我々は最も恐ろしい壁を忘れている。
ツチノコの戦闘力である。

本気のネコに食い付かれた事があるだろうか。全力で攻撃する猫は、簡単にふりほどけるような代物ではない。それより遥かに強い筋力の塊であるツチノコが、追い詰められた時。

ツチノコ擬態食用

終わりに

死因不明または、他の猛獣や毒蛇によると判断された遭難者に、一体どれほどのツチノコ被害者が含まれていただろう。
ツチノコが人の味を覚えていない事を、願うばかりである。

※画像はイメージです。

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