このシュミレーターは、UCバークレー校で博士号を取得し、マンハッタン計画からテロとの戦いまでに至る、アメリカの原子力秘密の歴史に関する本を執筆し、2014年から、ニュージャージー州ホーボーケンのスティーブンス工科大学で科学技術研究准教授として働いている、核兵器の歴史家でもある、物理学者の Alex Wellerstein氏によって作成されていますので、信憑性がかなり高いでしょう。
なぜ「NUKEMAP」つくったか?
核兵器が存在しかかわり合いのある世界に住んでいるなかで、ふだん関心の無い方でも、慣れ親しんでいる場所に核兵器が使用された場合、核兵器の大きさによる被害の変化を可視化する事によって理解するように願って作られました。
そんな良心から作っられたシュミレーションなので、政治的な解釈やメッセージ的な部分、悪意は全くない事を理解してください。
使い方
「NUKEMAP」https://nuclearsecrecy.com/nukemap/ にアクセスします。
場所をえらびます。
「マーカーをドラッグして」と説明がありますが、ドロップダウンの中のプリセットから「TOKYO JAPAN」を選択します。
プリセット以外の都市は、キーワードで検索して設定できます。
キーワードは日本語でも大丈夫です。
核爆弾や核実験をえらびます。
広島(リトルボーイ)、長崎(ファットマン)や、代表的な核爆弾、核実験がプリセットで用意されています。
横の入力フォームに数字を入力して、Kt単位で威力を任意に設定する事もできます。
すでに先日の北朝鮮のデーター(推定150Kt)が設定されているのが驚きです。
オプションを設定します。
「Height of burst」爆心高度はデフォルトのままとします。
詳細に関しては説明が長くなるので省略しますが、くわしく知りたい方は英語ですがこちらをご覧下さい。
「Casualties」推定死傷者の表示
「Radioactive fallout」放射性効果物表示
こちらの結果をみる場合は、「Height of burst」爆心高度を「Surface」に設定して、任意の方向に風向きマーカーをおきます。
他にも、「Advanced options」で細かく設定できますが説明は省略させて頂きます。
シュミレーション開始
「Detonate」クリックで「爆発」させます。
「Clear all effect」エフェクトをクリアします。
「Launch multiple」複数個爆撃された場合を想定です。
クリックすると結果を表示した状態のままで、爆心地マーカーが移動できるようになります。
爆心地マーカーを任意の場所に移動して、もういちど「Detonate」をクリックします。
「Center ground zero」爆心地と結果を地図の真ん中に移動します。
「Probe location」ロケーションマーカーを置いた場所の爆風による過圧、初期放射線量、熱放射がサンプル計測できます。
爆発後のそれぞれの表示説明です。
イエロー 「ファイアボール(火球)」 地表にいる場合即死
グリーン 「放射半径」500レムの放射線量。医療処置なしでは、急性効果単独による死亡率は50%から90%の間であると予想されます。死ぬまで数時間から数週間かかります。
グレー 「爆風半径」ほとんどの住宅の崩壊、木造家屋の場合は圧死する可能性があります。
オレンジ 「熱放射半径」 第三度熱傷は皮膚の層を通じて延びており、彼らは痛みの神経を破壊するため、しばしば無痛です。重度の瘢痕化または不能化を引き起こし、切断を必要とする可能性があります。3度熱傷の確率は100%である。
たとえば
風速は設定していませんが、放射性物質などの条件を設定してみたシュミレーションの結果です。
この記事は、不安や恐怖を煽る為の物ではありません。
Alex Wellerstein氏と同様に理解する事の大切さを考えてみたいと思います。
しかし、一瞬で崩れ去ってしまうという平和、という現実があるという事を忘れてはならないのでしょうか?
※Alex Wellerstein氏のメッセージは自動翻訳を利用して主観による和訳となります。
思った事を何でも!ネガティブOK!