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23隻も作られた大型空母!「エセックス」級空母

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太平洋戦争後半からアメリカ海軍は空母を大量に投入します。
その中でも今回は米機動部隊の新たな中核となった「エセックス」級空母がどのような空母なのか紹介します。

目次

戦前からの計画

U.S. Navy / Public domain

米海軍の空母建造は1922年のワシントン海軍軍縮条約と1930年のロンドン海軍軍縮条約で空母の保有が制限された中で「レキシントン」級や「ヨークタウン」級を作りました。
1938年になると第二次ロンドン海軍軍縮条約に日本とイタリアが調印しなかった事でアメリカなどの国は空母の保有枠が増える事となりました。
増えた4万トンの枠でアメリカは「エセックス」級になる新型空母の建造に乗り出します。

新型空母へ求めた性能は「ヨークタウン」級に比べて
・搭載する航空機はを増やす(70機から90機へ)
・飛行甲板の面積を増やす
・対空火器の強化
・燃料搭載量を増やす
・速力をより早く

1939年に第二次世界大戦が勃発すると条約を守る必要が無くなると艦内の細分化による損害の局限、三重底の採用、格納庫甲板に装甲を施すなど防御力の向上も盛り込まれました。

1940年に設計案が承認され1941年4月に1番艦「エセックス」が起工
続いて12月には更に2隻起工する。日本との開戦前から建造が始まっていたのだ。

大量建造された大型空母

U.S. Navy / Public domain

太平洋戦争開戦前から「エセックス」級建造は11隻も決まっていた。
日米開戦後には21隻の追加が加わり32隻が建造される予定でしたが最終的には23隻が竣工しました。

「エセックス」級は爆弾が貫通しても格納庫の装甲で食い止めて機関に損害が及ばないような構造、飛行甲板に備えられた2基のカタパルト、飛行甲板舷側の航空機エレベーターの本格導入と強靭さと新たな技術が盛り込まれた新型空母として1943年から太平洋で活動を開始

1隻で90機や100機以上の搭載機を乗せられる「エセックス」級は日本本土へ進軍する米海軍の中核となった。
「バンカー・ヒル」などが特攻機の攻撃を受けて修理の為に前線から離れる事はあったが、1隻も撃沈される事無く太平洋戦争を終えた。

戦後は搭載機がジェット機に変わる事からアングルドデックを備えるなど改装を受けて朝鮮戦争やベトナム戦争・キューバ危機など米ソ冷戦時代でも活動は続いた。
1991年に「レキシントン」が退役し、「エセックス」級は48年もの長い空母としての活動を終えた。

eyecatch source: U.S. Navy / Public domain

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