「荒鷲の要塞」は第二次世界大戦中、ナチスドイツの捕虜となってしまった、米国軍のカーナビー将軍の救出のため、スミス少佐とイギリス軍情報部員6名の精鋭、米軍レンジャーのシェイファー中尉の少人精鋭で構成された混成チームで救出作戦に挑む、アクションが魅力的な作品です。
映画の前半ではスミス少佐の謎めいた行動など、どちらかというと小難しい話のように感じて少し気にかかる部分も多いです。
その分後半に至ってからの派手な銃撃戦はとても見どころとなります。
古き良き戦争映画の中でも、静けさと激しさの両面を感じ取ることができる良作のひとつといえるでしょう。
後年のアクション映画のように、主人公格のスミス少佐は大したケガも負わずにドイツ兵を撃破していきます。
そういった点から、どちらかというと戦争映画というよりもアクション映画のような爽快感がある印象的な映画となります。
監督を担当したブライアン・ハットン氏は他にも、「OK牧場の決斗」や「戦略大作戦」などのたくさんのミリタリー映画を作成しています。また原作の小気味良さを生かしながらも原作に忠実に描かれている映画で、原作を読んだ方にはかなりおすすめできる映画作品のひとつだともいえるでしょう。
旧来の戦争作品の中でもよく作りこまれた作品だと思います。
後半はあまりにも簡単に撃破されすぎているような印象もありましたが、そういった点もアクション映画も兼ねていると考えれば納得がいくような気がします。
これからご覧になる場合には、とりあえず深く考えずに気軽に見るのがいいと思う映画のひとつであると思います。
戦争映画の定番の一本と評する人も多い作品です。
(C)1968 荒鷲の要塞 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc
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