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メッサーシュミット Bf109はなぜ第二次世界大戦を戦い続けられたか?

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第二次世界大戦でドイツ軍を代表する戦闘機と言えばメッサーシュミットBf109です。
1939年の第二次世界大戦より前の1936年のスペイン内戦から1945年のドイツ敗戦まで戦い続けたBf109とはどんな戦闘機なのでしょう?

目次

極秘で開発を進める

第一次世界大戦で敗北したドイツはベルサイユ講和条約によって軍備を制限される事になります。
空軍も軍用機の開発も禁止されました。

当時のドイツは再軍備をする時に備えて空軍を作る準備を進めます。
戦闘機の開発も極秘に進められ1935年にヒトラー政権が再軍備を宣言した時には複葉機のHe51が国産戦闘機として空軍の誕生と共に登場します。

しかし時代は単翼で高速の戦闘機へと移る中でHe51は早々に旧式となります。その事はドイツ空軍を準備する段階で自覚していて再軍備宣言前の1933年にBf109となる新しい戦闘機の計画が立てられます。

■ブルガリア空軍のハインケルHe-51B
Это изображение (или другой медиафайл) находится в общественном достоянии (англ. public domain), так как его авторское право истекло. [Public domain], via Wikimedia Commons

主力戦闘機となる

Bf109になる新型戦闘機は4社による競合が行われメッサーシュミット社の前身であるBFW社が開発した試作機が1935年に採用されます。
Bf109の実戦はスペイン内戦の時からで1937年にBf109B型の試作機がソ連製戦闘機I-16を圧倒しました。

1939年からの第二次世界大戦では侵攻するポーランドやフランスの制空権を獲得し欧州を席巻するかに見えたBf109でしたが1940年に限界を見せます。

イギリスとの航空決戦であるバトル・オブ・ブリテンで航続距離の短さに加えてイギリス軍のスピットファイアが速度を含め性能が上回りBf109はイギリスの空を制する事はできませんでした。

■Bf 109E-1/ドイツ博物館
Arjun Sarup [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

大戦の終わりまで戦い続ける

バトル・オブ・ブリテンでの敗北とスピットファイアと言う強敵の出現もありましたがBf109はドイツ空軍の主力戦闘機であり続けました。
それはBf109の後継機になる筈だったM?309の開発が難航して中止になりBf109を使い続けなければならなかったからです。

大戦勃発時はE型までシリーズが作られていたBf109はF型から最高速度が600km/hを越え最終型であるK型では700km/hを越え最も多く作られたG型でも2万2000機も作られました。

同じ戦闘機を改良して使い続けた日本の零戦と比べると性能の向上さと生産数は驚かされます。
Bf109は零戦と同じく後継機が出来ず大戦の終わりまで戦い続ける運命にありましたが零戦との違いは高出力で過給機のあるエンジン(DB605)があったからです。

最高速度の向上はBf109を連合国軍の新型戦闘機に負けない戦闘機として戦えた大きな理由と言えます。

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※画像はイメージです。

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