美保基地でラストフライトを見せたYS-11

サバゲ・イベント・フィールドレポート

去る2017年5月28日に航空自衛隊美保基地(鳥取県境港市)で行われた美保基地航空祭で1機の機体が最後の舞台を飾りました。
それは自衛隊機として使用される戦後初の国産旅客機であるYS-11の1機です。

自衛隊にもあったYS-11

戦後初の国産旅客機として有名なYS-11ですが自衛隊も使用しています。

自衛隊は航空自衛隊と海上自衛隊に合わせて23機のYS-11を導入していました。機体は旅客機の特性を生かした輸送機や要人を乗せるVIP仕様に 自衛隊ならではの電子戦の訓練機や電波情報の収集機などに改造されました。
しかし機体の老朽化に伴い退役が進んでいます。

海上自衛隊は2014年に全てのYS-11が退役しアメリカから購入した中古のC-130を後継機として使用しています。
航空自衛隊も導入している13機の退役が始まり2015年にVIP仕様の105号機が退役しています。

航空自衛隊美保基地とYS-11

鳥取県にある航空自衛隊美保基地にはYS-11を運用する第3輸送航空隊第403飛行隊があります。
第403飛行隊はC-1輸送機や新しいC-2輸送機を運用する部隊ですが1機のYS-11(152号機)を人員輸送機として使用していました。

しかし導入から40年以上も過ぎたYS-11を整備する予備部品が無くなり引退となりました。
2017年5月29日行われた美保基地の航空ショーである美保基地航空祭でYS-11の引退セレモニーが行われました。

最後のフライトを飾るYS-11

美保基地航空祭でYS-11は美保基地にあるC-1やC-2輸送機などの機体と共に飛行展示を行いました。
しかし2017年の航空祭は最後にYS-11のラストフライトが展示されました。
基地上空を来場者へ飛ぶ姿を見せつけるようにYS-11は飛び回りました。
着陸すると基地の消防車による放水の出迎えと大勢の来場者による拍手に出迎えられ暖かい雰囲気でYS-11(152号機)は最後の舞台を終えました。

この美保基地の機体は「あいち航空ミュージアム」(県営名古屋空港内)にて展示されています。


Writing by  葛城マサカズ
架空戦記小説や歴史・ミリタリーの記事をネット上で書いています。