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中国空母の戦闘機殲撃-15

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中国海軍は空母の建造を行い、保有する空母を3隻または4隻に増やそうとしています。
その空母に搭載される戦闘機、殲撃ー15(J-15)を紹介します。

目次

中国軍空母の戦闘機

中国海軍は「遼寧」・「山東」に続く空母として「福建」を建造している。更に4隻目も建造しているとされる。
空母は航空機を乗せてこそ威力を発揮する。
中国軍空母の武器となる戦闘機は殲撃ー15(Jー15)と言います。

これが現在の中国軍空母が持つ最初にして、現役の艦上戦闘機になります。
この戦闘機、ロシアのSuー33に近い形をしている。
中国は艦上戦闘機であるSuー33をロシアから購入しようとしましたが、購入ができず。
2001年にウクライナからSuー33の初期生産型であるT10Kを譲渡して貰い、Suー33の原型を中国は手に入れた。

日本防衛省・統合幕僚監部, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

機体の開発

中国は既に90年代に中国はロシアとSuー27戦闘機の売買と中国での生産の契約を結んでいて、中国空軍は殲撃ー11(Jー11)として配備していました。
Suー27系統の戦闘機であるSuー33を自国で作るにあたり、基礎となる技術や知識を持っていた中国は殲撃ー11にT10Kの技術を取り入れる形で中国版Suー33を作る事となりました。

T10Kで取り入れられたのは、空母での着艦を可能とする機体の頑丈さと折り畳みの主翼、着艦用のにワイヤーを掴むフックなど構造に関するものでした。
電子機器やエンジンはロシア製でSuー27の技術を元にSuー33に近づけた戦闘機と言うのが殲撃ー15なのです。
そんな殲撃ー15は2009年に初飛行し、2012年には空母「遼寧」からの発艦と着艦に成功しました。

殲撃ー15の性能

ロシアのSuー33を目指して作られた殲撃ー15(Jー15)
その性能を見ていきましょう。
武装は空対空ミサイルで70km以上の射程があるPLー12や射程15kmのPLー8を装備する。
PL-12はロシア系の技術で開発した中国国産のミサイルだ。PLー8はイスラエルのパイソンミサイルを中国がライセンス生産したものだ。

殲撃ー15は対空だけではなく、対艦と対地の攻撃能力も持つ。
対艦ミサイルは射程250kmとされるYJー83Kが装備できて、対地ミサイルに射程200kmとされるKDー88も装備できる。

殲撃ー15は空戦も対地や対艦の攻撃も可能としたマルチロール機でもあります。
最高速度はマッハ2.4で航続距離は3676kmもあり、モデルとしたSuー33よりも性能は上回る。
殲撃ー15は中国海軍の空母としての攻撃力を持てる戦闘機なのです。
それはF-15などの第4世代戦闘機としてであり、日米をはじめとする第5世代戦闘機であるステルス戦闘機Fー35とどう立ち向かうかが問題と言えます。

参考資料
「中国航空戦力のすべて」青木謙知 SBクリエイティブ
「軍事研究」2022年9月号「中国の空母艦上機と搭載兵装まくり」文:稲葉義泰 ジャパンミリタリーレビュー
日本周辺の軍事兵器

※アイキャッチはイメージです。

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