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観音崎の3分間トンネル

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神奈川県横須賀市、東京湾に突き出た観音崎にある観音崎公園。元々は旧海軍の防衛拠点として重要な役割を果たし、多くの軍事施設がありました。戦争が終わった今でも、公園内にはいくつもの戦争遺跡がひっそりと残っており、歴史を感じさせる場所となっています。

この公園には正式な名前は解りませんが、トンネル内にある照明が3分間だけ点灯することから「3分間トンネル」呼ばれるトンネルがあります。
戦時中は周辺の砲台への通行路として使われる以外にも、トンネル内部には弾薬庫があり、砲台への弾薬供給を担っていたとされています。

なんの変哲もない戦争遺跡の一つですが、地元で有名な心霊スポットとして知られているのです。

目次

「3分間トンネル」の怪談

今から20年以上前の夜中でも少し蒸し暑い時期、好奇心旺盛だった私と数人の友人で、肝試しをしに「3分間トンネル」に訪れました。

トンネルに到着し照明を点灯させるスイッチを押すとぼんやりと中が明るくなり、少し怖い気持ちを抱えながらもトンネルの中へ入っていきます。
特有の寒気と湿気を味わいながらゆっくり進んでいると、中央辺りで照明の点灯時間が過ぎて辺りは真っ暗闇。

想定はしていたので取り乱すことなく用意していた懐中電灯を取り出し、先に進んでいたときです。
突然、友人の一人が悲鳴を上げながら、トンネルの出口方向に走っていきました。
私たちはすぐにその後を追い出口に辿り着くと、友人は息を切らしながら、しゃがみ込んでいました。

何があったのか聞いてみると「貴様らは誰だ!」と声が聞こえたので、恐怖のあまりに駆け出してしまったと震えながら話しますが、私たちにその声は全く聞こえてきません。

「多分、怖いと思うから・・・聞こえてくるんだよ」

そんなように諭しながら、友人の腕を掴んで立たようとした矢先、トンネルの中から「ザッザッザッ」と足音が聞こえてきました。
まるで複数の人が足並み揃えて行進してくるような音。しかしトンネルの中にそんなに大勢の人がいる訳がない。
今度はその場にいた全員が耳にして慌てて逃げ出しました。

体験を考える

心霊現象なのか、それとも何かの偶然だったのか、あの時の体験を思い返すとぞっとします。
ですが、今だからこそ冷静になって考えたいと思います。

仮に心霊現象だったとして、原因はなんなのでしょう?
観音崎公園そのものが、たくさんの心霊現象が報告される場所です。
横穴墓群や明治時代に砲台を建設する時に亡くなった無縁仏の墓地や慰霊碑、戦時中には砲台陣地でした。戦争犠牲者や海難事故で亡くなった約6万人船員の慰霊碑やトイレでは自殺した人がいる。
過去の戦争に深く関わり、多くの兵士たちがここで命を落としたという歴史的背景が幽霊が出る要因と言われているのですが、違和感を感じます。

その理由として、主に東京湾に進行してくる軍艦を攻撃する為に作られた陣地であり、結局使われずに終戦を迎えたといった歴史的な事実があります。
仮に戦時中におきた横須賀空襲でも、港湾施設や停泊中の軍艦、製鉄所や生産基盤となる工場が主だっていたので、攻撃は受けたでしょうが軽微なものだったと考えられます。
慰霊碑に関しても、ここで亡くなった方を直接だけの慰霊碑ではありません。
トイレに関しても、あくまでも嘘だけで真実かどうか確実ではありません。

もちろん戦争で亡くなった方はいると思いますが、私の体験を含めて、多くの兵士たちがここで命を落としたという歴史的背景の思い込みからなのかと思います。

心霊スポットと噂され、体験した人がたくさんいるのも事実なのでなにかがあるのかもしれません。
しかし、観音崎公園はマイナスイオンたっぷりの自然豊かな観光地であるので、心霊スポットとしてだけではなく、癒やしの場としても訪れて欲しいです。

※画像はイメージです。

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