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忘れなられない七不思議

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私が通っていた小学生には、七不思議がありました。
あまり怖い話には興味がなかったのですが、その中の一つの話が今でも思い出すと怖い。

目次

学校の七不思議

話のはじめに、私の学校の七不思議を紹介します。

  1. 女子トイレの怪
    東校舎3階の女子トイレは個室のトイレが2つしかない。うちの1つに入っていると隣からコツンとノックされるが、上を見てはいけない。
    なぜなら、得体のしれない何かが覗いてるから。
  2. 人面カエル
    理科室には人の顔をしたカエルが出没し、わらべ唄を歌いながら手招いてくるが、決して誘いに乗ってはいけない。近づいていくと食べられてしまう。
    人面カエルは解剖実験で殺され続けた、カエルの悪霊らしい。
  3. 長い神の女の子
    保健室には、いじめを苦にして首を吊って自殺した幽霊がでるらしい。
    長い髪の女の子で、生首を抱えてこちらを見ているのだけれど、生首の顔が自分の顔にだった時、不幸がおきるといわれている。
  4. 体育館に現れる子供
    早朝、体育館でボールをバウンドしている音が聞こえたので、不思議に思った用務員が見に行ったら、ボールだけがバウンドしていた。
    用務員は気のせいだとボールを片付けようとすと、眼の前に子供が現れて「ボールを取るな!」と叫んだ後に消えてしまった。
  5. プールの子
    プールの一番底の角には体育座りしている子がいる。
    夏の体育の授業でプールに潜り、その子と視線があうとプールの底に引きずり込まれてしまう。
  6. 白いお姉さん
    夜遅く学校へ行って、校門から職員室に向けてライトを2回照らすと、白いお姉さんが「こっちおいで」と手招きしてくる。
    お姉さんを見てしまったら10日間はなにがあっても職員室に行ってはならない、もし例え先生の用事であっても職員室にいくと白いお姉さんが現れ、あの世に連れて行かれてしまう。
  7. ちいさいオジサン
    放課後の高学年の教室に出没する。学校の生徒や先生の悪口や陰口が足元の方から聞こえてきても、絶対に下を向いてはいけない。見ると手足をもがれる。

私の学校の七不思議は、他の学校の友人に聞いても、ほとんど聞いたことがないと言われます。
そして、中でも一番怖いのは8つ目。

8っ目の七不思議

それはこんな話です・・・。
校庭の隅っこに、体育でつかう用具をしまう小さな倉庫がありました。

放課後に先生の言いつけで校庭に散らばっていたボールを片付けていた子が、倉庫にしまおうとしたときにつまずき、建物の小さな窓ガラスに頭を突っ込んでしまった。
ちょっとでも動くとガラスが刺さってしまうので助けも呼べず、鍵を閉めにきた先生も、まだ児童が倉庫の中にいるとは気が付かずに鍵を締めて帰ってしまったそうです。
次の日の朝、練習にやってきて野球少年たちが道具をとりだそうと倉庫に入ると、ガラス片が首に刺さって亡くなって子供を見つけたのでした。

それ以来、夜中にここを通るとガラス窓が泣いてるみたいに振動し、気になって倉庫を開けてしまうと、同じように窓ガラスに頭を突っ込んでしまう。

ただそれだけの話しですが、七不思議なのに8っ目があって、聞いてしまうと呪われてしまうというと言われ、その日から強烈に頭に残ってしまい、忘れることができなくなってしまったのでした。

※画像はイメージです。

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