チームで初めて夜戦をしたときの話

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私の入っているサバゲーチームでは、以前から夜戦をやろうという話が出ていました。
別にすぐという訳でもなく皆忘れていましたのですが、最近になってメンバーが増え、ちょっと変化のあるゲームをしても良いという訳で、まとめ役が思い出したように提案したのでした。

夜戦は思わぬ危険が伴うので、全員ライトを購入してもらい、ゴーグルは色付きでない透明の物、発光トレーサー装着と蓄光BB弾の使用する事が条件です。

目次

夜戦スタート

当日、15時頃集まり、フィールドで軽くバーベキューをした後、18時にゲーム開始。

私は木々に隠れながら待機していました。
日が沈むと周囲は薄暗くなり、あっという間に真っ暗です。

近くで枝を踏む音がするので、敵かと思ってライトを向けるのですが誰もいません。
草が揺れ、人が走ったような気配がしたので、撃ち込んでみてもヒットコールが聞こえてこない。
誰もいなかったのでしょうか?
ちなみにヒットコールとは、サバゲで弾が当たったときに自己申告する事で、そうするとゲームオーバーとなりフィールドから退出します。

夜なので感覚が鋭敏になったというより、神経質になっていたのでしょう。
周辺を見回して警戒していると、向こうの影から何か光ったと思った途端、撃たれてしまいました。
さっき無駄に撃ってので位置が相手に解り、射撃されたのでしょう。

夜中、逃げたり、走ったり、時々、バーベキューを食べたり。
昼間とは違う緊張感と爽快感があり、相手の行動が読めずスリリングなゲームでした。

アッという間にゲーム終了

いい汗を掻きました。正直面白かったです。
特にトラブルやケガもなく円滑にゲームができました。
今回の結果で、これからも夜戦を開催したいという事で終了。
速やかに撤収し、夜の山のフィールドから離脱し、それぞれ帰路に着いたのでした。

その数日後です。
チーム内だけに公開しているFBの写真アルバムをみて、一人が妙な事を言いだしました。

「そういえば、あの日ってこんな装備のやついたっけ?」
すると別のメンバーが、「変だな」と言います。

いくつかの写真に、昔の自衛隊迷彩を着て64式小銃を構えている人物が写っているのです。

自衛隊マニアのメンバーがいるので、最初は誰も気にしませんでした、その本人は風邪で欠席していました。
誰かの飛び入り参加かとも思いましたが、そんな話は聞いていません。

その時、一人がこう言いました。

「この人、トレーサー付けてないな」

言われてみるとそうでした。
発光トレーサーの装着は条件ですし、もし装着していなかったら誰かが注意するはず。
しかもゴーグルも付けていない、どの写真を見ても同じです。
サバゲでは、ゴーグルの昼間でも装着は必須です。

さらに妙だったのは、その人物だけ妙にはっきり写っている事でした。
暗闇で撮影した写真なので、他の参加者は装備や銃で何となく誰か分かる程度で、顔まではよく見えません。
なのに、その人物だけは不自然なくらい鮮明です。

「ねえ、これヤバくない?」

誰かがそう書き込んだ直後、アルバムは削除されました。
管理者が消したのだと思います。

文句を言う者も、理由を聞く者もいません。
ただ、それ以来、あの日の夜戦の話をする者はいません。

※画像はイメージです。

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