機動隊の専門部隊「銃器対策部隊」

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「テロ」と聞くと、「9.11同時多発テロ」や「ISIS」など、遠い外国の出来事だと感じる人は少なくありません。
しかし現実には、日本国内でもテロ事件は発生しています。

1995年の「地下鉄サリン事件」は世界的にも知られる化学兵器を用いた事件であり、、近年では演説中の元内閣総理大臣が銃撃され死亡する事件も発生しました。これは明確な政治的動機を伴うテロ行為です。
また、未遂に終わったものの、爆発物を用いた計画も複数確認されています。

目次

銃器対策部隊とは

「銃器対策部隊」は、警察の機動隊に設置された、銃器を使用した犯罪事案への対処を専門とする常設部隊です。
機動隊にはこのほか、潜水、救助、爆弾処理、化学テロ対応など、それぞれの分野に特化した専門チームが編成されています。
かつては「特殊銃班」と呼ばれる銃器使用事案に対応する狙撃専門チームも存在していましたが、これは常設ではなく、通常任務と兼任する機動隊員が事案発生時に召集される臨時編成でした。

1990年代に入っても銃器を用いた事件が継続的に発生していたことから、1996年、全国の機動隊に常設の専門部隊として「銃器対策部隊」が新たに設置されました。
現在では、銃器事案への対応にとどまらず、対テロ任務を担う部隊としての性格も強まっています。

銃器対策部隊の装備

銃器対策部隊のメインウェポンはH&K製MP5機関けん銃(サブマシンガン)です。
MP5にはいくつかのバリエーションが存在しますが、日本警察では伸縮ストック仕様のMP5A5やその派生型でバースト射撃が可能なMP5-Jなどが仕様されています。
サブウェポンは一般警察官も携行しているニューナンブM60などが使用されていますが、隊員によってはS&W M3913や、自衛隊の制式拳銃として採用されたばかりのH&K SFP9などオートマチックけん銃などを装備しています。

防護装備としては、ショルダーアーマーを備えた「特殊防弾衣」と「防弾帽」、これらは全国の部隊で標準装備となっています。

銃器対策部隊の関連部隊

銃器対策部隊は機動隊内の銃器使用事案に対応する専門部隊ですが、各警察本部では任務特化型の部隊が編成されています。

  • ERT(Emergency Response Team 緊急時初動対応チーム)
    警視庁(東京)に編成された初動対応に特化した専任チームです。メンバーは銃器対策部隊員から選抜され、事案発生時には先陣として現場に展開します。事実としては不明ですが、不測の事態が懸念される大規模イベントにおいて、即応体制を取った警備が行われたと言われています。
  • ART(Armed Response Team)
    大阪府警に編成された、銃器使用事案などへの初動対応を主任務とする専門チームです。主に銃器対策部隊員を中心に構成され、重大事案発生時には現場へ先行展開し、状況把握と初期制圧を担うとされていますが、ARTについては公開されている情報が限られており、詳細な編成や運用内容は明らかにされていません。
  • RATS(Riot And Tactics Squad 機動戦術部隊)
    埼玉県警では、銃器使用事案などに対応するチームです。凶悪犯罪への初動対応や制圧を想定した部隊で、突入戦術などを中心とした訓練が行われています。
    建物や高所からの進入を想定したラペリング降下などの技術訓練も実施されており、立体的な現場展開に対応できる体制が整えられています。装備についても、任務内容に応じた構成が採用されています。

銃器対策部隊の役目

日本では、銃器や爆発物、車両を用いた突入など、手段の多様化した凶悪事件が現実に発生し、これらは特定の要人や施設に限らず、不特定多数が集まる場所を標的とする可能性も高まっています。

こうした脅威に対応するため、警察は従来の警備体制を補完・強化する目的で、銃器対策部隊や初動対応部隊といった専門部隊を編成してきました。
その一つなのが、「銃器対策部隊」なのです。

image source:DDH129

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