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各国の忌み数と付随する文化探究

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迷信について調べる際に目についた『忌み数』という概念。
迷信同様日常生活の中でふとした時に意識させられるその概念は世界各国にも存在し、比較してみるとその各土地に根付いた民衆文化の反映が中々興味深い形で見えてくるのである。

目次

不吉な数字『忌み数』

その土地土地で不吉とされ忌避されている数字を『忌み数』と呼ぶ。我が国日本では「4」「9」がそれに該当するだろう。それぞれ音から「死(シ)」「苦(ク)」を連想させるため、有名な話だと4号室・9号室を省いてナンバリングしている病院やホテルがあるとか。

同じように各国にも忌み数は存在する。共通するのは忌避されているという点だが、ここから比較のため「なにゆえ」という由来の部分に焦点をあてていく。

音が連想させる不吉

中国や韓国でも「4」は発音が各々の国での「死」と重なるため不吉な数字として扱われている。特に漢字圏の国々では4と死(シ)の発音が結びつきやすく不吉とされる傾向があるようだ。
ベトナムでも4は避けられがちだが、「3」が「惨」と重なるとして4より不吉だとされている。また中国では4の他に「14」も「実死」や「十死」に繋がるとして忌み数扱いとなっている。

宗教観の影響を受けているケース

一方西洋では「13」が忌み数に含まれる。前章で挙げた音由来ではなく、キリストを裏切った弟子が13番目であるとか処刑台の階段の段数であるとか、13日の金曜日のイメージも強いがこれらの根拠は近代提唱されているもので起源は別にあるのではないかともされている。
キリストの他に悪魔の概念がある圏では悪魔の数字といわれる「666」も忌み数として扱われ、この辺りは各国の宗教観も影響しているといえる。

特殊な意味を連想させる数字

日本では馴染み無く、各国特有の隠語と繋がるケースは中々興味深い。海外では大麻の隠語である「420」を避け、ホテルなどで欠番にする場合もあるという。イタリアの忌み数「17」はローマ字表記で並び変え、ラテン語読みすると「私は死んでいる」となり、こちらも部屋番号や飛行機の席番には使われない場合がある。

アジア圏にもそういった忌み数は存在する。広東では「9」は「狗」と繋がり侮辱の意味が含まれる場合があり、「9413」も「九死一生(10回中9回死ぬ)」という意味があり避けられている。
歴史が新しいものだとアメリカの「191」はこの数字に所縁のある航空機が軒並み墜落などの大規模な事故を起こしているため不吉だと位置づけられている。

数字とともに忌避されるもの

「なにゆえ」その数字が避けられるか、という由来の部分を見ていくと、総じて多いのは「死の連想」である印象。忌み数自体は迷信やジンクスと同じ立ち位置だが、国によっては徹底して忌み数を避ける傾向がある。

その中でも興味深かったのは忌み数を部屋番に割り当てないホテルや病院側の、「不吉な番号の部屋に客を入れるな、部屋を替えろという客や患者からのクレームが絶えなかったので、忌み数を欠番にした」というやや窶れ気味の主張。

忌み数の部屋番や席番を作らない企業側の動きには、その土地の人間たちの迷信を意識し不吉を遠ざけたがる信心深さが招くトラブルも避けたいという意志が含まれているのかもしれない。
今回紙面の都合上紹介しきれなかった忌み数や、触れられなかった逆に縁起が良いとされる数字も大変面白いものがあるので、興味が湧いたら是非比較しつつ眺めてみてほしい。

半月ほど行ってた引っ越し作業が過酷すぎて記憶があまり残ってない

※画像はイメージです。

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