『別世界』という概念の整理と考察

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創作やフィクションの設定でよく見かける『この世界とは別に存在するもう一つの世界』という概念。
昨今では異世界転生系など一ジャンルとして確立しつつあるこの概念を、気が向くままに整理し紙面にまとめていく。

目次

現実世界と別世界

別世界とは、「今現在自分たちが生きている世界」を『現実世界』としたときに「それとは異なる場所に存在しているとされるもう一つの世界」を指す。
日々生活していく中で別世界はおろか現実世界というものも意識する瞬間は中々無いのではと思う反面、異世界の概念はファンタジー作品の定石でもあるので言われてみれば案外すんなり受け入れられるかも…とも思う。より身近な感覚としては海外旅行先で祖国以外の文化に触れた際に「まるで異世界にいるみたい」と感じるいわゆる異国情緒だろうか。

ここまでくると「何でわざわざ別世界って呼んでるの?異世界でいいじゃん」と言われそうだが、別世界の定義を整理するとその定義を満たす概念が異世界以外にも複数存在することに気づける。

別世界の定義

昨今の創作作品に登場する異世界のイメージが強いと「魔法が使える」「モンスターのような人間とは違う種族がいる」などが真っ先に挙がりそうだが、出だしは広域な方がいいだろうということでもう少し視野を俯瞰にする。
前章を参考に『現実世界』を基準とした際の『別世界』はどのような概念か。

「どこに存在するか」
「現実世界との相違点」

ざっくりとこの二点に着目する。

どこに存在するか

名が冠する通り、現実世界とは物理的に異なる場所である。なので前章で挙げた海外旅行先の国は現に存在するのでもちろん別世界にはならない。この「物理的に別の場所」を何と呼ぶか(『異次元』『世界線』『異空間』など)で別世界の名前も変わっていきそうなところ。

現実世界との相違点

先に挙げた「魔法(その世界で発展した特有の技術)」「種族(生態系)」に加え「文化」「宗教観」など現実世界と違いがあるか。ものによっては限りなく現実世界に近い形で存在する別世界もあるにはあるが、現実世界とは物理的に異なる場所にあるという性質上全く同じとはならないと思われる。

上記を踏まえると、ファンタジー作品の異世界の他にも別世界に当てはまりそうな概念が浮かんでくる。某掲示板で話題になった『きさらぎ駅』や異なる世界線上にあるとされる『パラレルワールド』、もう少し馴染みのあるものだと『鏡の中の世界』や経典に出てくる『天国・地獄・死後の世界』なども別世界と括れる。

別世界へのアプローチ

自分たちが住む世界とは異なるもう一つの世界とはその字面だけで浪漫味があり、次に浮かぶのは「その別世界へは行けるのか」という疑問。きさらぎ駅が報告された掲示板のオカルトスレにはエレベーターを使用した異世界への行き方(自己責任)が有志により記されている。天国や地獄は人の魂が死後向かう場所であるので行き方=死といえる。

創作作品の異世界も、昨今は現実世界に生きる主人公が病や事故で死亡後異世界へ転生する展開が多く見られる。
現実世界と異なる文化が発展する異世界で実在する宗教の概念である輪廻転生が踏襲されているのは何とも不思議な感覚であるが・・・。

このように並べると別世界へ向かうというアプローチは総じて

「命を脅かすレベルでリスクがある」
「別世界から現実世界へ戻る方法はあまり聞かず、それが可能な設定の創作作品以外での別世界への道はほぼ一方通行である可能性が高い」

といえる。

今回、異世界だけを取り上げるのは勿体ないと別世界の定義を定め括られる概念を走りで紹介していったが、この場で紹介していないものも含めそれぞれ中々に興味深い。個々の詳細は機会があれば別紙に改めてまとめようと思うが、読者諸君も気になる別世界があるならぜひ深掘りして理解を深めてみてほしい。

異世界に行ったらと言わず現実世界でもできるならスローライフしてたい

※画像はイメージです。

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