普通のドライブがバイクに付きまとわれて、それも人間じゃない?
とても恐ろしい体験をしましたので、ここに印します。
夜間のドライブ
仕事のストレス発散は、親友A子の運転で夜間のドライブ。
通り慣れた山道を走っていると、1台のバイクが車を追い抜いていきました。
気に留めませんでしたが、数分後、また同じバイクが追い抜いていったように思って、「同じバイクだよね?」と二人で顔を合わせます。
なぜかというと、普通のライトの色がほぼ白なんですが、このバイクは赤に近い黄色と特徴的なのと、頂上までは一本道、上の道から降りてこないと、私達の車を追い抜けないはずなのです。
もし仮に途中でUターンしてくれば降りていくバイクを見るでしょうし、別の通って山を降りてまた登ってきたとしても、たった数分では無理でしょう。
私と親友は焦りましたが「違うバイクじゃない?もうすぐ夜景見れるしこのまま走ろう。」と車を走らせて頂上の展望台に到着しました。
夜景を眺めながら、私と親友は無意識に駐車場にバイクを探しましたが見当たりません。
妙な空気になったため、そそくさと車に乗り込み山を降りていきます。
追われる私達
山道を下りながら、「夜景綺麗だったねー」と互いに気を紛らわしていたのも束の間。
ミラー越しに後ろからバイクが近づいて来るのを確認すると、どうみても同じバイクです。
「やばいね。急ごう。」親友は一言だけ発して車のスピードを上げたのですが、次の瞬間、車の助手席側をバイクが通り過ぎようとしました。
私は絶対に見てはいけない・・・と心で念じていましたが、同時に確認したい衝動にかられ、車を追い抜く瞬間、目線を移すとバイクの運転手も私の顔を覗き込むように通り過ぎいくのですが・・・運転手に顔が無い?
フルフェイスのヘルメットを被っていますがシールドはクリア、そこからちらっと見えた顔は顔も目や鼻などのパーツもありませんでした。肌色だったので、バラクラバ(目出し帽)を被っているようには見えません。
私は全身の血の気が引きましたが、親友が動揺しないように「普通に人間だった。不思議だねー。裏道でも走ってきたのかな?」と嘘を言って気を紛らわしました。
その後は、親友に自宅まで送ってもらい解散。
あれは本当にバイク?
翌日、親友に「昨日はありがとう。ストレス発散できたし夜景見れてよかったー」とLINEしました。
すると「何か熱出た。そして顔が赤くなって痛いんだよね。」と返信。
親友はとりあえず皮膚科へいったのですが、先生も原因がよくわからないとの診断されて、完治するのに数か月かかり治りました。
なぜ友人だけかは解りませんが、おそらくあのバイクの仕業でしょう。
バイクの運転手に顔が無かったことは、一生伝えないつもりです。
もう、あの山頂付近へ夜景を見に行くことは無いでしょう。
※画像はイメージです。
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