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仏壇

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これは私が大学生の頃の話です。
大学2年生になる私は実家を出て海沿いで1人ぐらいをしていました。
服を取ろうと少し屈んだところ人生初のぎっくり腰を経験し、どうすることもできず、親に連絡することにしました。
実家はここから2時間くらいのところにあり、まあまあ近いんです。
実家・・・はあまり好きではなく。
雰囲気が怖いんです。
黒い何か・・・足音・・・話し声・・・何かと現象が起こる家で、何人か見える方に見てもらったときは私の部屋に2人女の人がいるとか・・・見えなくてよかったなぁと思っています。

見えなくてと、ありますが見えないと言い聞かせてる又は幻覚だ、と前向きにならないと怖くて生活するのが難しいのです。
そんなことを思いつつ、何事もありませんようにと車に揺られて2時間位で実家に着き、私は腰が痛く2階の寝室まで階段を登ることが困難でした。
母「のぼれない?」心配そうに聞いてきます。
私「むっ、むりかも。」痛みがこみ上げ足を上げるのが辛くなります。
母「ならここで寝るしかないね」母が指差します。
私「頑張って登る・・・ここで寝るのは嫌だ」
指をさされた場所は仏壇の隣にある和室です。
仏壇を閉める襖の隣が和室と言った部屋になるのですが、その時は開けっ放しで、今思えば閉めて寝ればよかったなと思います。
母「なにかあったら騒いだら降りてくるから」少し笑ったような顔で心配してくれています
私「腰痛いから起き上がれないから豆電にしといてくれ」わかったと頷き母は2階に行くのでした。
はじめは痛みで寝れず、動画を見て気づけば私は夢の中でした。

ザザザ・・・ザザザザー
私「?何の音だ」思わず声に出ました。
外では蛙の声が鳴いている静かな夜でした。
ザーザー、静かな室内に謎の音。
音の元が気になり首をゆっくりと動かし辺りを見回します。
どうやら仏壇の方から聞こえます。
痛みの疲れで幻覚か、はたまた今夢の中かと思い。近くにあったスマホで時間を確認します。
2時34分
これは現実かと思いよく音を聞いてみます。

ザザザ・・・ザザザザーザー。
雨が降っているのかと思う音でしたがそれにしては不規則な音でした。
その時突然あることを思い出しました。
そこにあった仏壇は前の仏壇ではなく、もらってきたものだと…
普通は仏壇等は人からもらうものではないと認識があり、何も知らない祖母が綺麗だからと他の家を壊す時に持って帰ってきたことを・・・。
まさかな、そんなわけで仏壇の方に自然と目が集中してたまたま通りかかった車の光で仏壇のほうが影となり、音の正体が見えました。
なにか爪の長いなにかが、障子を欠いているのです。
一瞬のことで目が釘付けになる私。
また車が通るたびその影は見えるのです。

仏壇側にいるのか仏壇の外から障子を欠いているのか分かりませんが、そこにはなにかがいるのです。
私は痛みよりもその光景にパニックになり、早く電気をつけなければと思い始めました。
向こうは私がいるのが分からないと思うのですが、音が大きくなりつつあり、自分の心臓の音と爪を欠く音しかいていません。
ここで、大声を出すとまずいと思い。
一気に立ち上がることを決心しました。
その時また車が通り、影が見えます。
爪を欠くことを止め私の息の荒さが静寂に響きます。
あっ、まずいと心の奥底から感じ一瞬で立ち上がり電気をつけました。
私「お母さん!」思わず声が出ました。
なんだなんだとばかりに母が上から来てくれました。

事の顛末を話仏壇のほうの電気もつけ話をそこでしていたのですが、またガリガリ…と音が聞こえ私と母は2階に駆け上がりました。
あれは一体何だったのでしょうか。
くっきり見えたのはあれば初めてでした。
まだ、仏壇は家にあります。
しかし一階で寝ることはありません。
まだ、何かはそこにいるのでしょうか。

実家がやばいさん
嘘か誠かはさておき、とりあえず家の実家に宿泊してみませんか?
僕はそこに寝ませんけどね

「奇妙な話を聞かせ続けて・・・」の応募作品です。
評価やコメントをお願いします。

※画像はイメージです。

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