初めて買って貰った車は・・・これは私が体験した実話です。
親に車を買って貰った
20歳になって車の免許を取り、親とある外車ディーラーへ行きました。
その時はバブル景気で親は金を持っていたので、余程高額でなければ好きに選べるという身分でした。
しかし免許取り立という事もあって、それほど高いグレードでなく、色が気に入ったので赤い車を購入。
さっそく納車されてから、毎日乗って仕事に行きました。
トラブルがおきた
ある日の夜、車を運転中、ブレーキを踏んでも踏むことができず、足首に違和感を感じ、足元を見ると知らない手が足首を握っています。
「わあー」
と驚きながらも、力任せで何とかブレーキを踏んで事故は免れたのです。
それからその手は現れませんが、しばらくして仕事中に材料を落としてしまい、足の指と甲を骨折し全治1か月のケガを負ってしまいました。
車と関係あるのかな?
ケガしたのは握られた足だったので「車の手と関係があるのかな?」と不安が募り、車を隅々チェックしてまわり、車のボンネットを開けて見るとエンジンの一部に「髪の毛」が巻き付いていました。
無数の髪の毛が、エンジンの部品あちこちの部品にグルグルに巻いて絡んでいる状態です。
なんだこれは?とあまりの奇怪さと、なんか特殊なトラブルだった場合の証拠写真のつもりでエンジンと車を撮影しました。
現像された写真を見ると車の外観を撮った写真の運転席に、乗っているはずもないロングヘアーの女性の顔が映っていたのです!
驚きと怖さでディーラーに電話をかけて事情を説明すると、なにか知ったように点検と称して車を引き取りにきたのでした。
それから
しばらくしてケガが完治した頃、ディーラーから連絡があったのです。
それは、「輸送中に事故が起きて全損してしまったので、お詫びを兼ねて一つ上のグレードの新車を納車する」といった事でした。
特に断る理由もないので快諾し、頂いた車はなんのトラブルもなく快適だったのですが・・・あの車はいったいなんだったのでしょうか?こんな事ってあるのか?と今でも不思議な体験でした。
※画像はイメージです。
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