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霊に導かれて火葬場職員になった

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今は辞めてしまいましたが、元は火葬場職員をしていました。
この職を選んだのは偶然ではなく、ある出来事が私をこの職に導いたのだと思っています。

目次

はじまり

火葬場は市街地から離れた山のふもとに建てられた施設で、開設と同時にこの職に就きました。
しかし、なんの因果か、何も無い田舎の土地だった頃、そこからほど近い会社に勤めており、通勤途中にしばしば通りかかる事があったのです。

ある日の帰宅途中、いわゆる逢魔時で夕日が沈むギリギリの時間帯、ここで幽霊に遭遇した事が全ての始まり。
私は霊感がないと思っていたので、最初は自分の見間違いだろうと思いましたが、その思いを完全に否定するように、はっきりと幽霊が見えました。
長い髪と長身痩躯、まるで有名なホラー映画『リング』の貞子のような姿、むしろリアルさに乏しい怪談の典型的な幽霊が、薄暗い道端にうつむき加減でぼんやりと立ちすくんでいたのです。

それからというもの、この場所を通るたびに気持ちが悪くなることがありました。それに何度も野生動物を轢いてしまい、ついには単独事故を起こしてしまったのです。
私は幽霊のこともあって、この場所が原因だと感じ、違う道を通って通勤するようになりました。

火葬場職員になったキッカケ

数年後、私が勤めていた会社が経営難に陥り、最終的に社長が自殺で亡くなってしまいました。
そのために私は転職を余儀なくされ、突然の出来事に途方に暮れていると、心配してくれた知人が紹介してくれたのが火葬場の職員だったのです。

そしてその火葬場は、あの曰くのある土地に建てられていたのです。
あそこに何かが建設されているのは見かけていましたが、私はあえて避けていたので、それが火葬場であることは知るよしもありません。
面接の時、できれば不採用になりたいと願っていたのですが、所長さんに気に入られて、翌日からでも来てくれ言われ、知人の紹介で断る事もできず、職員として働くことになったのです。

真実は闇の中に

まさか、この場所に通う事になるとは・・・。

火葬場の仕事をしていると、日にちが経つにつれて何度もあの幽霊が目の前にちらつき、あの出来事は真実だったと認識せざるを得ません。
心霊体験を重ねていくうちに、全てが遭遇した幽霊の仕業だと思うようになっていきます。

以前の会社の社長も、もしかしたらあの幽霊が引き起こしたのかもしれません。
その証拠として、私の周りで不幸が重なっていき、火葬場に勤めていた期間に親族だけでも5人が亡くなってしまったのでした。もちろん直接的に幽霊が関係している証拠はありませんが、やはり全ての原因でしょう。

直接危害はないのですが、まるでからかうかのように、「逃げたら次はお前だと」縛りつけているような気がしてならなりません。
身震いを感じながら、その存在に囚われている自分を感じたのです。

※画像はイメージです。

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