呪いのビデオを見て、本当の恐怖を味わった？

学生時代は一人暮らしの子の家に集まってゲームやったりしてダラダラ過ごし、夜になれば皆でご飯を買いに行くついでにレンタルビデオ屋によってビデオを借りるのが休日の定番でした。
これは僕たちが体験した、恐ろしい実話です。

怖いビデオを借りよう

その日もいつも通り、皆でいつもの友人宅に集まり、いつものように過ごしていました。
でも違ったのは、なんか普通じゃないビデオが良いよね～、夏だし肝試し感覚で呪いのビデオを借りる事になったのです。

時間は24時を回っておそらく深夜1時ごろ、実際の心霊写真や怖い動画、心霊スポットに行って解説など、結構怖いものが収録されていて、みんなでキャッキャ言いながら見ていたのを覚えています。
特に印象的だったのが白い服を着た髪の長い女性の怪異の解説、当時貞子の影響もあって皆、怖がっていました。

思った以上に怖くて、スタッフロールが流れる頃には、もう寝ちゃおうか？・・・なんて。
そしてビデオを止めようと停止ボタンを押そうとした瞬間に画面が真っ黒になり、「このビデオに出てくる白い服を着た女性の霊が、部屋に出てきたり、天井から覗いていたりとの報告が多数寄せられておりますので気をつけて下さい」という解説が表示されたのでした。
演出だと解っていても、思いもよらな事に皆ビビリまくりです。

いったいなにが？

解説が終わった後、友人の一人が「その女性って、どんなんだっけ？」と言い出します。
みんなあんなにビビっていたので反対するだろうな？とおもいきや、なぜか皆が気になると言い出し全員一致。

ところがビデオを巻き戻して再生すると、ザーーーッっという音と共に、画面は灰色の砂嵐。
あれ？と思い早送りしようとすると、プチュン！と言ってテレビの電源が切れると同時に部屋の電気も切れて真っ暗に。
突然の出来事に全員でぎゃあああと叫び！！そして身体を寄せ合っていると、真っ暗なテレビの画面に白い女性がぼんやりと映っているのです！
それを観てさらに怖くなり誰一人とも動こうとせずに、明るくなるまで皆で固まったままで過ごしたのでした。

その後のこと

テレビと部屋の電気が切れたのは、ブレーカーが落ちたからなのですがタイミングが怖すぎ。
明るくなって返却するまえに、もう一度初めからビデオを全部見直しましたが、最初の砂嵐はともかく、白い服を着た女性の霊も映っていなければ、最後のテロップもありませんでした。
レンタルビデオ屋の店員もそんなのは聞いた事もないようです。

4人全員が見たことからも見間違いだとは思えません。
私は霊感などは一切ないタイプですが、初めての霊体験だったのではと思っています。
ちなみにですが、その時の皆んなは今も元気に過ごしています。

※画像はイメージです。