MENU

サイクリングで行き着いた場所は?

当サイトは「Googleアドセンス」や「アフィリエイトプログラム」に参加しており広告表示を含んでいます。
  • URLをコピーしました!

高校2年生の頃、サイクリングに夢中になっていて、行けそうな場所はどこでも走りに行っていました。

目次

道に迷ってしまう

サイクリングの帰り道、林道を走っている途中にどこかで道を間違ってしまいました。
携帯電話のバッテリーが切れてしまい、林道なので車の通行もなければ人もいないので、ここが何処なのか聞くこともできない・・・人途方に暮れながら、走っていれば知っている道に出るだろうと急いで自転車を漕いだのです。

日が暮れかけた頃、「XXXX」とどこかで聞いたことのある地名が書かれた看板を見つけました。
これは助かったと思い、進んで行くと足の悪そうな老人が歩いていたので道を尋ねてみたのですが・・・。
「こんにちは、この先は○○方向であっていますか?」と私と話しかけると、「この先はずっと行けるぞ」とイマイチ要領を得ない答えが返ってきます。
たぶんボケているんだろう、これ以上聞いても時間の無駄だと思いながら、老人の回答から、どこかに通じている事は確かなのだろうと進んで行くことにしました。

行き着いた先は

先に進むほど森が深くなっていき、ついには軽自動車が一台ギリギリ通れるようなトンネルに差し掛かります。
とても古いトンネルで素掘りなうえ、中に電気がついているのですが切れかけていて不気味な雰囲気。もと来た道を引きかえしたい気持ちが湧き上がりますが、そもそも迷ったのだから帰れる可能性はもっと低くなる。

仕方なくトンネルの中へと進んでいくと、人が全く通っていないのか蜘蛛の巣がたくさんあり、泣きそうな思いになりながら、ようやく抜けると日が沈みかけて薄暗くなっていました。

トンネルを抜けた周囲には遊具やSL電車、管理の建物があり、公園のようになっているのですがどこか不気味に感じるような雰囲気なのです。
なんだかこの場に留まりたくないなと思いながら、500メートルほど進むと、鉄の大きな柵に「この先崖崩れのため行き止まり」と書かれていました。
お婆さんは行けると言っていたのに・・・・でもこれ以上は進めないので来た道を戻るしかありません。

なんだか疲れがどっと押し寄せ、自転車を押してトボトボと引き換えしていた時です。
公園に差し掛ったとき、管理棟からオジサンがでてきたのが見えました。
私は天にも登る気分でオジサンにかけより話をすると、なんと暗いのと夏場で木々が鬱蒼として見えなかっただけで、公園の奥には国道へと続く道があったのでした。

そして国道へ出てみれば、なんとなんと自宅から20kmも離れていない見慣れた場所だったです。
その日はなんとか無事に家着くことができました。

後日談

次の日、迷ってしまった反省を含めてGoogleMAPで昨日のタイムラインを確認しました。
バッテリーが切れてしまってからは記録がないのですが、だいたいの位置は推測できるのでルートを追ってみたのですが・・・。

気のせいかもしれませんが、老人と会った場所の周辺には民家らしき物は全く無く、老人は明らかに足が悪そうなのに近くには車や自転車等もなにも無かったので、どこからやってきたのでしょう?
そこから進んでいった道は元々電車が通っていたのが廃線となり、遊歩道として利用されていたようですが、それもだいぶ昔の話で今では誰も使わなくなったようなのです。
その先にあった公園も誰も使われなくなって、地図からも消されていた・・・。
そうすると話をしたオジサンは?

次のお休みの日、気になって公園から国道へ行ったあの道を確認しにいったのですが、雑草が木々が生い茂ってとても通れる状態ではありませんでした。夏とはいえ一週間そこいらでこんなに茂る事はないでしょう。
でも気になって仕方がないのでヤブをかき分けてなんとか公園までたどり着くと、公園は廃墟と化していて、SLはサビだらけで草に覆われ、トンネルは頑丈な鉄パイプで封印してある。

管理の建物は倒壊している・・・そうすると話をしたオジサンは????

※画像はイメージです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

思った事を何でも!ネガティブOK!

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次