日本へ観光に来たり留学したりで、日本が大好きになった外国人のお話を読むのが大好きです。
またまた、おもしろい話を見つけてしまいました。
それは、色々な国からビジネスマンたちがイタリアへ会議に来たときのお話でした。
筆者の日本人男性もそのひとりで、あまり盛り上がらない会議の後、主催者のイタリア人たちが張り切って案内してくれたのが、その町で一番大きなテレビがあるスポーツバーだったそう。
あの、食にうるさいイタリア人たちが、食べ物ではなく夢中になるのは、サッカー観戦。
その日はドイツとの対戦で、店の中のイタリア人たちは大盛り上がり。
しかしサッカーに興味のない外国人たちは隅っこに移動、日本人の方もそれにならおうとしたところ、後ろから肩をむんずとつかまれ、振り向くとそこには必死の形相のドイツ君が!
会議で会ったばかりのドイツ君が言うには、「一緒にいてくれっ、戦争のとき同盟国だったじゃないか!」(いつの話やねん)。
しょうがなくこの日本人の方は店中イタリア人のなかのたったひとりのドイツ君の側で、全然サッカーに興味がないっちゅうのに、ゲーム中ずっとイタリア人をなだめたり、ドイツ君をかばったりと食事もままならなかったということでした。
ゲームの結果はイタリア勝利でお店は大歓声、ドイツ君は自国が負けてこんなにほっとしたなかったと(苦笑)。
また、別の話として、ネットで知り合ったドイツ君と英語でチャットしていて、日本ではドイツの製品や文化が尊敬されていると言うと、ものすごくびっくりされたという話も見つけました。
ドイツは近隣諸国からナチスドイツ時代のことを謝れ謝れとばかりで卑屈になっているところがあるらしく、まさか漫画で興味を持った日本で、自分の国の文化が尊敬されているなんてと、その喜びようは尋常ではなかったらしいです。
その通り、遠い日本ではオランダ医学からドイツ医学に転換して以来、明治時代からドイツに留学するのを夢見ていた医学生がいっぱいいたこと、カメラとかドイツ製品は精巧と決まっているとされていたこと、100年前にドイツでは当時流行のお菓子だったらしい。
「バームクーヘン」はユーハイムさんのおかげで、ドイツでは廃れた今も日本でポピュラーなケーキだとか、昔の日本人がいかにドイツびいきだったか、ジャーマン・シェパード犬大好きだとか、当たり前すぎる現実をぜひ多くのドイツ君、ドイツちゃんたちに知ってほしいなと思うこの頃であります。
※画像はイメージです。
思った事を何でも!ネガティブOK!