私は体質なのか金縛りにあいやすく、多いときには3日連続でなったこともあります。
そんな私にとって金縛りは特別怖いものではなく、むしろ安眠を妨害する厄介な存在という印象がありました。
夢でみた事
ある日、私が眠っていると暗くて不気味な場所に一人で立っている夢を見ました。
「ここはどこなんだろう」と思いながらぼーっとしていると、突然目の前が真っ暗になってチカチカし始め、若干の恐怖を感じていると突然、「???は、XXXの物だ!!」という女性の声が耳元ではっきりと聞こえてきたのです。
???の部分は聞き取れませんでしたが、XXXは人名だった。
その直後に目が覚め、同時に金縛りにあうのですが、慣れている私でも恐怖を感じるくらいに、何かしらが普通とは違う。夢の中で聞こえたXXXはかなり古風な名前で、少なくとも私の周りにはそのような名の人はいません。
もしかしたら、遠い親戚やご先祖さまに関係があるのかもと考え、家族に聞いてみようと思って、冴えてしまった目を無理やり瞑りながらもう一度眠りについたのです。
XXXさん
次の日の朝、家族そろってご飯を食べているとき、思い切って両親に「親戚や先祖にXXXという名前の人はいないか?」と聞いてみたところ、不思議そうに「XXXさんはひいひいおばあちゃん(父方の祖父の祖母)だよ」と教えてくれました。
両親も自分たちが教えたことのない先祖の名を、娘が突然聞いてきたことに驚いたようで、なぜそのような質問をしたのか訊いてきます。
私は夢の話をすると慎重な顔をした父に、「最近検討していた墓じまいと何か関係があるのかもしれない」と話し始め、「ご先祖さまが墓じまいすることに怒っているのかもしれない」という言葉がとっさに思い浮かびました。
背筋がゾッとしたのを覚えています。
父は、夢のことを祖父母に教えてはいけないとも言いました。というのも、祖父母は墓じまいすることに内心では快く思っていません。話をすれば、せっかく根気強く説得した、墓じまいの話をまた反対されてしまうと懸念してのことです。
父が墓じまいしたがる理由は、身内の事に関する事なので書きませんが、話を聞くと正直、私も墓じまいに賛成。
大人しく父の言葉に従うことにしました。
偶然なのでしょうか?
この体験の後、身のまわりに何か特別なことが起きることもなく、現在も平凡な毎日を過ごしています。
私が夢の中で聞いたXXXという名前は、昔はそれなりにいたようですし、実際に時代劇や小説でも何度か見聞きしたことがあり、たまたま夢で見ただけで、もしかしたら現実のこととは関係ないのかもしれません。
ですが、どうしても私はこの夢がご先祖さまからのメッセージのように思ってしまいます。
近いうちに墓じまいをする予定ですが、不吉なことが起こらないことを切に願うほかありません。
※画像はイメージです。
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