2002年に発売した、HGUC 1/144 ジ・オをポン組みしてみました。
ジ・オは地味?
Zガンダム最後の敵であり、パプテマス・シロッコの搭乗機として搭乗しました。
全身にバーニアを多数装備し、サイコミュで敵の察知力も高く、強力なビームライフルと極めて厚い装甲、隠し腕など独特の構造を持っているジ・オ。
設定スペックがやたらと低いという謎の欠点があり、ジオングやキュベレイと比べると一度に攻撃できる数も少ないという部分は地味に思われても仕方ない部分があるでしょう。小説版のジ・オは全身にビーム砲を内蔵しており、過去の漫画版では有線サイコミュが装備されているものもありここでも地味に見える部分ではあります。
ジ・オの思い出
機動戦士Vガンダム辺りまで、ガンダムシリーズの最後の敵は模型化に恵まれておらず、ジ・オは2002年までプラモデル化はされていませんでした。
90年代に1/100リックディアスをベースにジ・オを作ろうとしたことがあるのですが、サイズ感がよくわかっておらず、ともすれば1/100より大きい妙な体型のパテの塊になってしまいギブアップしてしまいました。
当時でもリックディアスをベースにしたところで、1/144で良かったのではと思われます・・・ジ・オは頭が縦に長い。
ジ・オのキット
HGUCジ・オのキットはプロポーションの再現度は非常に高く、2002年の時点で考えると色分けも相当優れています。一箇所本体の黄色系で塗らなくてはいけないのが下腕の赤いケーブル部分ですが、ファレホではベージュとシルバーグレーを混ぜてなんとかという感じでした。
バーニア内部の塗装が大変で、色はエメラルドを使用しています。腰後ろのアーマー裏の塗装はかなり細かくできるポイントです。可動の面では股関節がボールジョイントでやや狭く、ここを調節するとポージングがより映えます。
水星の魔女のキットの股関節を移植するというのもうまくやれば大規模な塗装をせずにすむでしょう。また、隠し腕が内蔵されたフロントアーマーが胴体と干渉するので胴体やアーマーを削っています。また、このフロントアーマーがあらぬ方向に下がってしまうことも多く、この部分の調整も必要かもしれません。
ジ・オの今後
ジ・オはMG化を果たしており、今後のキット化はHGUCのリバイブあるいはアップデート版、RGなどが考えられます。
バーニアの緑とブルーグレーの色分けはMGでもなされておらず、ここをクリアすればかなりの見どころなのです。
パーツ数がやたら増えてしまうのが難点で実現可能性はかなり低いように感じます。
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